tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


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 下記の仲間。 
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【18】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955992054&owner_id=5019671 

mixi日記2017年02月06日から 

 直接的には下記の続きだろうな。 
【「~なのかな」「~とは思います」「~と思います」】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2842.html 
 下記を〈2〉扱いにしておく。 
【「~していきます」「~していきたいです」「~していきたいと思います」──「~なのかな」「~とは思います」「~と思います」〈2〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3053.html 
  
 テーマサイトは下記。 
【「は」が入ると、途端にやる気がないように思えるのはなぜ?】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9624045.html 
===========引用開始 
以下の文章をご覧ください。 

A「頑張ってみようと思います」 
B「頑張ってみようとは思います」 

A「やってみたいと思います」 
B「やってみたいとは思います」 

A「続けてみたいと思います」 
B「続けてみたいとは思います」 

A、Bどちらもほとんど同じ文章ですが、Aと比較してBは、「は」が入っています。 
この「は」が入るだけでAと比較すると途端に「やる気のなさ」「100%全力を尽くす気がない」「上辺だけ」「本音じゃないよ、建前さ」という感じが際立ちます。 

なぜでしょうか?  
===========引用終了 

「途端にやる気がないように思える」ってフレーズに笑ってしまった。 
 この「ハ」は【限定】と考えると判りやすいだろう。 

A「頑張ってみようと思います」 
B「頑張ってみようとは思います」 
「頑張ってみようと思う」はそのままの意味。 
「頑張ってみようハ思う」だと、その気があるけど、【あるだけ】。ほんとに「頑張ってみる」ことができるかは未知数。そりゃ覇気が感じられない。 

 似たような言い方に下記がある。 
C「頑張ってみようと思いハします」 
 こちらも、思うけど【思うだけ】。そりゃダメだって。これはBよりもヒドい気がする。 

【限定】も悪い意味だけではない。もっと元気いっぱいの場合もある。  
A「腹筋なら500回できる」 
B「腹筋なら500回ハできる」 
 これだと、Bでも覇気が感じられる。まあ限定しないAのほうが元気って気もするけど。 


 以下は余談。 
 格助詞の「ハ」にはいくつかの働きがある。 
 かのベストセラー『日本語練習帳』は「ハ」お働きを4つに分けている。 
===========引用開始 
1)問題(topic)の下に答えを持ってくるよう予約する 
2)対比 
3)限度 
4)再問題化   
===========引用終了 

 説明はむずかしいだけでちょっとヒドいので、おすすめハ【限度……対比かも】できない。 
 今回「ハ」は厳密に言うと「4)再問題化」だと思うけど、難しく考える必要はない。「3)限度」でいいだろう。 
 一般的な「ハ」の用法のほとんど1)だけど、それだけでは説明できない例が出てくる。
 詳しくは下記をご参照ください。すんごく長い。勉強が好きな人にハ【対比かな】おすすめかも。 
【チャレンジ日記──「は」と「が」 毒抜き編 〈1〉~〈7〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-592.html 

 ちなみに名著の4分類にも入らない特殊な用法もある。これはホントに特殊なんで、別に考えるほうがよいだろう。 
【「ハ」の用法 男は度胸、女は愛嬌 春はあけぼの 東京は浅草にやってまいりました〈1〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2177.html 


【20170207追記】 
 いかんなぁ。焦り気味で書くとボロボロだな。 
〈格助詞の「ハ」〉って、いつから「格助詞」になったんだよ。じゃあ何助詞かって言うと、係助詞だろうな……メンドーなんで「助詞」って呼んでおく。文法音痴がバレバレ(泣)。まぁ、本題には関係しないからいいかっ。 

 本題の「ハ」の働きを【限度】と言い切れるか否かは、実はけっこう微妙。 
 念のため、辞書を再掲する。 
https://kotobank.jp/word/%E3%81%AF-597777#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 
===========引用開始 
大辞林 第三版の解説 

は 
( 係助 ) 
〔現在では「わ」と発音する。助詞「を」の下に付くとき、「をば」となることがある〕 
種々の語や文節、活用語の連用形などに接続する。多くの事柄の中から、一つのものを取り出して提示するのが本来の用法である。 
①特に一つの物事をとりあげて提示する。 「お酒-ぼくが買う」 「食事-もうすんだ」 
②題目を提示して、叙述の範囲をきめる。 「象-鼻が長い」 「ぼく-学生だ」 「今日-よい天気だ」 
③二つ以上の判断を対照的に示す。 「行き-よいよい、帰り-こわい」 「親に-孝行、友人に-信義」 
④叙述を強める。 
㋐〔格助詞・副詞などに付いて〕 意味や語勢を強める。 「たいてい-、そのまま帰る」 「君と-もう会わない」 
㋑〔動詞・形容詞の連用形、および助詞「て・で」に付いて〕 一続きの叙述の一部分を強調する。 「絶対に行き-しない」 「なるほど美しく-ある」 「少なくともわかって-いる」 「まだ書いて-いない」 「真実で-ない」 
⑤〔「…(で)は…(だ)が」の形で〕 譲歩の気持ちを表す。活用語の連用形に付くこともある。 「雨も、降り-降ったが、ほんのわずかだ」 「ごめんどうで-ございますが」 
⑥動作・作用の行われる条件・事態を表す。現代語では「ては」の形で用いられるが、古語では「ずは」「くは」「しくは」などの形をとることもある。 「不正があって-ならない」 「おこられて-大変だ」 「会社として-万全の備えをするつもりです」 「忘れて-夢かとぞ思ふ/伊勢 83」 「あらたまの年の緒お長くあひ見ず-恋しくあるべし/万葉集 4408」 「鶯の谷よりいづるこゑなく-春くることをたれかしらまし/古今 春上」 「恋しく-形見にせよとわが背子が植ゑし秋萩/万葉集 2119」 → ずは(連語) ・ ずば(連語) 
⑦文末にあって、終助詞的に用いられる。体言や活用語の連体形に接続して、感動の意を表す。よ。「はも」「はや」などの形をとることがある。 「歯固めの具にももてつかひためる-/枕草子 40」 「あはれ、それを奉り鎮め給へりし-や/大鏡 道長」 
⑧(文末にあって終助詞的に用いられ)話し手自身に対して、念を押すような気持ちでの詠嘆を表す。 「すはよい-とて追たそ/史記抄 3」 「又五十字、百字有る歌もあらう-さて/狂言・萩大名 虎寛本」 〔⑦ は上代では「はや」「はも」の形をとる。⑧ は中世以後の用法。近世では「わ」と表記されることが多くなり、現代語で主として女性が用いる終助詞「わ」の源流となる〕 → はや ・ はも(連語) ・ わ(終助) 
===========引用終了 

「再掲」してみてもそんなに大きくかわっているはずはなく、ほぼ記憶どおり。 
『大辞林』の[4]は【限度】ではなく【強調】と考えている。このあたりは、どちらでもいいとも言える。 
 その気ハあるけど、【あるだけ】 ……なら【限度】。 
 一応頑張ってハみるけど、みるけどさぁ……なら【強調】。このあたりは【言い訳】のほうがピッタリだと思うが、辞書はよほどのことがないとそんな書き方はしない(笑)。

 

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