さよならジュンペー | 黒パグ!ジュンペーの事件簿

さよならジュンペー

2012年1月10日


ジュンペーが4歳と7か月で
永眠いたしました。




黒パグ!ジュンペーの事件簿
(2011年クリスマスのジュンペーさん)



すでにこちら のブログのほうで
お知らせしていた通りですが。


ここは、ジュンペー専用のブログで、
暫く写真をみると泣けてきてつらいので、
書くことができませんでしたが、
記録として経緯を書いておきたいと思います。




その日の午前中、
近所にある倉庫までジュンペーと一緒にいったのですが、


帰りに、家まであと数十メールの横断歩道の途中で
ジュンペーが地面に座ったまま歩かなくなったので、
抱き上げて歩きました。


いつも散歩に出たときは、
踏切や、網目状の排水溝のふたのうえなどを通るときに
抱っこをしていて、


特にジュンペーは暴れたりすることもなく、
おとなしく抱っこされていたのですが・・・


この時は、なにかのはずみで自分の腕から
ジュンペーが落下してしまいました。


後から気が付いたのですが、
自分も両ひざに怪我をしていたので、
先に自分が転んで、ジュンペーを放り出すような
形になったのかもしれません。


とにかく、一瞬の事でしたので、
詳細にどうだったかははっきり覚えていません。


ただ、地面にはぐったりとしたジュンペーが
いつもより長く舌を出して、
そして、血も出ていたような気もします。


そのまま、ジュンペーを抱き上げ、
走って1,2分のところにある動物病院に駆け込み、
必死に心臓マッサージや、注射(詳細はわかりません)など
蘇生を試みたのですが、
ジュンペーが目を覚ますことはありませんでした。


途中でぐーさんに電話をして、
彼もすぐ駆けつけてくれて、


そして、一緒に祈るような思いで、

見ていたのですが・・・


時間にしてどのくらいだったでしょうか、

すごく長かったような気もしますが、

あまり長い時間でもなかったのかもしれないです。


「もうだめかもしれない」という気持ちと
「もっとがんばれば生き返ってくれるかもしれない」
という気持ちのせめぎ合いで、


でも、普通に心臓マッサージだけではダメだということで、
獣医さんがジュンペーの胸をドンドンと叩きだしたところで、
もう見ていられなくなってしまったので、
「もう結構です、ありがとうございました」と
そこで、やめて頂きました。




冗談で「無菌黒豚ちゃん」などといいながら、
大切に大切に育ててきたのに、
あんな一瞬の出来事で、
あっさりと命が消えてしまうなんて、

信じられませんでした。



家にジュンペーを連れ帰ってから、
薬浴用に使っていた緑のバスケットに、
毛布を敷いてジュンペーをねかせて、
それから、花をたくさん飾りました。


ジュンペーが家にやってきてから、
僕とぐーさん以外で初めて会った人であり、


少し長めの旅行に行った時も、
家に泊まってジュンペーの面倒をみてくれた
ゆま子さんもかけつけてくれて、
ジュンペーのためにお花を持ってきてくれました。


その日は自分の寝室のベッドの横に

ジュンペーを寝かせて、

最初で最後に、初めて同じ部屋で寝ました。

翌日、火葬車にきてもらい、
ジュンペーを火葬炉に寝かせ、
好きだったフードやおやつ、


いつもしゃぶっていた豚さんのぬいぐるみと、
それから、たくさんの花を供えて、
お見送りをしました。





あの日、あの時、
外に連れ出したりしなければ、とか


そういう後悔とか罪悪感とか、
色々な気持ちがぐちゃぐちゃと混ざり合って、
眠れない日々が続きましたが、


ようやく少し落ち着いたのと、
今年の春にもともと引越す予定だったのが、


気持ちの整理をつけたいという事もあり、
来月には引越す事にしたので、
バタバタしていて、


引越しの準備で忙しいので、
すこしは気もまぎれているかもしれませんが、


心が砕けたというか


毎日、ご飯をあげたり、
ペットシートが汚れていないか確認したり、
お水をあげてもすぐ汚すから取り替えたり、


ジュンペーの喜ぶようなおやつとか、
おもちゃ、クッションを探したり、


外出しても、さびしがってるかもしれないから、
早く帰らなくちゃとか、


あまり元気がないように見える日は
心配になったり、


毎日、ンコを拾って、
健康でいいンコをしてくれたと、
安心したり、


ふと気が付くと足元で寝ていたり、


なにもかもがいっぺんになくなってしまって、
とても寂しいです。


ジュンペーがいなくなって、
自分がどれほど寂しい人間なのかを
思い知りました・・・。




黒パグ!ジュンペーの事件簿
(2012年の元旦に撮った、最後の写真)


最後に、

僕はジュンペーにたくさん愛情を
注ぐことができて幸せでした。


愛想もなく、尻尾も降らず、
「おいで」といっても、
すぐ来たり、来なかったりと、
マイペースな子だったけど、


なにもかもが可愛らしく、
黒い毛がツヤツヤと綺麗で、
触るとふわふわしていて、
毎日抱きしめるたびに心が癒されました。


いつも側にいてくれてありがとう。


自分は結婚もできないし子供もできなくて、
だから、大人としての成長ができないのだと
諦めるような気持ちも、心のどこかにあるのだけど、


小さいジュンペーのお世話をすることで、
いろいろと教えてもらったり、
少しだけ人として成長する事が
出来たのかもしれないと思っています。


またいつか、どこかで会えるかもしれないから、
その日まで、暫くの間、お別れだけど、
ジュンペーのくれた勇気とか、笑いとか、
愛情の全部を忘れないで
頑張って生きていきたいと思います。



ほんとうにありがとう。