インソムニア

気を取り直してふたたび。。。インソムニアです。

★ネタバレ注意

以前TVでも放映されたので観たひとは多いかと。

私自身TVで見たのがきっかけでDVDを借りました。


■ストーリー■

白夜のアラスカで起きた猟奇殺人事件(最近この手の設定が多くて飽食気味ですが)を捜査するためロスから派遣された腕利き刑事(アル・パチーノ)が体験する魔の六日間。

・・・てなところでしょう。


前半は事件捜査を軸に展開しますが、中盤以降から犯人(ロビン・ウィリアムズ)とアルが手を組み(そうせざるを得ない事件が起こります)偽犯人をでっち上げることに。普通の刑事モノならありえない展開ですが、この意表を突いた流れが秀逸。


アラスカの大自然を背景に、全編漂う息詰まるサスペンス。不正捜査をした過去とアルの良心の呵責。

印象的なフラッシュバックがラストに向けて重要な意味を持っていきます。


ラストでやっとアルは不眠症から開放されるのですが、今度は観ているこちらが眠れなくなるような後味を残します。


観終わってスカッとした爽快感はないですが、たまには悶々と考えさせられる映画が観たい方は是非!


監督はメメント と同じ人でした。どうりで見せ方がうまいはず。