2383 R 2年 1月15日 (水)

 

乗り合いバス、 「降ります」 の声が恥ずかしい 

『誰か言ってくれ』

母ちゃんと学制服を買いに行ったのが新博多町だった。

小さな食料品店にアルバイト、自転車で走った日之出町。

県内で特急の止る、大分・別府に続く三番目の小さな町が中津、

映画館は7つもあった。

父ちゃんが漕ぐ自転車で、

兄きなし族4人で夜のチャンバラ映画…歯医者の痛い夜9時から

『ウエストサイドストーリー』 ひとり観て、

洋画の病みつきとなり世界の美女に憧れ、

工業高校なのに映画関係の仕事をしたいと思ったが、

もう遅い。

嬉しい、楽しい思いでは少なく、

悲しい、辛い、苦しいことの多かった砂利の国道10号線を歩んできた。

物心つく頃から、

外食、何かにつけ出かける先は4キロ離れた中津の商店街。

(うどん・カレー・チキンライス・親子丼・ミルクセーキ、たまのご馳走だ)

幼少年から青年の中津城(官兵衛・黒田如水)のある福岡との県境で、

海辺の城下町、市民の繁華街だ。

 

竹馬の友と言うべき同級の女の子から、便りが届いた。

読み返してはうるるん 

「どうしたの?」「うん、熱くなて…」

妻にも読んでもらいたく 「ジーンとくるね」 。

 

31日から4日まで 中津に行ってきました。

駅を降りると 故郷に帰って来た…と胸がジーンとします。

年を重ねると 中津がとても懐かしく感じられます。

でもでも 帰るたびに だんだんと街の中が寂しくなってきます。

私達がいたころは 

日之出町 新博多町は一番の賑やかな通りだったでしょう。

それなのに 日之出町の昼はさっぱり…

夜は居酒屋さんのオンパレード。

新博多町はシャッター通り 以前の賑わいはどこへ…。

半世紀前のことを思い浮かべても仕方ない事ですが、

やはり悲しくなります。 ところで

●さんは八面山に登った事はありますか?

中腹に八面山山荘があります 以前 この山荘で

東中(東中津中学校)の同窓会がありました。

そこから眺める 中津市内の景色が私は大好きです。

今回も連れて行ってもらいました。

いつも これが見納め これが見納めと思いながら

眺めています

NKちゃんも ここからの眺めが好きだと言ってましたよ

●さんにも見せたいなぁ~。

確か●さんのご実家は上如水かみじょすいでしたよね

私は是則これのりです。

滞在中に是則の村中をグルリと回って来ました

TOTOが出来て随分と様変わりしてますが

通学路はちゃんと残っておりました

東中も昔の面影はまったくありませんが

私達は ここを卒業したんだ…と思うと

立ち去りがたい思いがしました

あの頃に一瞬でも戻れたら 

又 楽しい出来事があるかな???

年寄りの愚痴話になってしまいましたね ごめんなさい 

今年は暖冬……体調に充分……お過ごし下さいね 

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ブログを書いてる端から、綺麗な文字がさらに、

美しくも苦い胸を締め付けてきます。

八面山には、親に内緒で小6の時、

二人で登った記憶だけで、友の名前もわかりません。

 

18才で故郷を離れて54年、

故郷は遠きにありて思うもの、

故郷は創るものと言い聞かせている自分がいます。

 

室生犀星の詩

ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの

よしや うらぶれて異土の乞食となるとても

帰るところにあるまじや

ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ

そのこころもて 遠きみやこにかへらばや

遠きみやこにかへらばや

 

内藤やす子 想い出ぼろぼろ

ドアを細目に開けながら 夜更けにアイツが 帰ってくる

蛇口に顔を 近づけて 水飲む音が聞えてくる

言い訳 繕うその前に やさしさ 装うその前に

聞いておきたい事がある…

 だけど 幸福ぼろぼろ こぼれるから 寝

がえり打って夢ん中  ...