幸福文様(模様)をご存知ですか? | 黒田呉服店BLOG

幸福文様(模様)をご存知ですか?

和服の世界には数多くの文様・模様があります。

その一つ一つには意味・謂れがあり、その文様を身に付けたり纏うことで思いを馳せ、また、幸せを願うなどメッセージとも云えます。

本日は「骸骨と蜘蛛の巣」がデザインされた『額裏』(羽織の裏に使われる仕立て方)をご紹介します。
皆様は骸骨や蜘蛛に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?

多くの方は、怖い・きもちが悪い・不吉、といった負のイメージではないでしょうか。

しかし和の文様の世界において、縁起が悪い柄をデザインすることはあまりありません。

では、こちらの二つの柄が意味するところは何でしょうか。諸説あるかと思いますが、その内の一つをご紹介します。

【骸骨】・・・骸骨を、身に付ける者(自分)の代わりに見立てて、悪霊や災いなどに対し「自分はもう死んでいる身である。だから自分のところに(悪霊など)が来ても意味がないぞ」と訴え、難を避ける役割として縁起の良いものとされました。

【蜘蛛の巣】・・・蜘蛛が巣を作るのは翌日の天候が良い日。TVなどが無かった時代、商人は軒先で蜘蛛が巣を作るのを見つけると「明日は晴れてお客さんが来てくれるぞ!(=商売繁盛するぞ!)」と思われたことから縁起の良いものとされました。
文様(模様)に思いを馳せ、また、大人の遊び心としての大胆なデザインの両方を兼ね揃えた額裏(羽織の裏に使われる仕立て方)は最高のオシャレですねキラキラ

羽織の裏は常に見えるものではありませんから、ちょっと脱いでチラッと見せたくなりますね。

表から見えなくても、文様に守られているという心の拠りどころとして額裏を楽しまれる、着物の世界が広がりますよウインク

※こちらの額裏の料金:44,000円(税込)

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