のび太の名句・冗句(その12)
つらいことだが、ぼくらは現実を見つめねばならない[★★]
夢の中でのび太はしずちゃんに、かっこよく次のようなセルフを延々と述べている。「つらいことだが、ぼくらは現実を見つめねばならない。この世に残ったのは、きみとぼく二人だけなんだ。しずちゃん! ぼくを信じてついてきてくれるね!?」と。
[S14549・E19024・068605]
でも、やっぱり努力しなくちゃいけないんだよな。あきらめずにな[★★]
のび太がひみつ道具である『能力カセット』の「考える人」ののカセットを、胸にカシャッとはめこんで、広場の土管に座っていると、最終的には、「でも、やっぱり努力しなくちゃいけないんだよな。あきらめずにな」という結論に落ち着いた。
[S10746・A34144・068303:59]
でも…。出木杉のおかげというのが、なさけないな…[★★]
のび太は出木杉にひみつ道具である『ハンディキャップ』を被せて、出木杉レベルに変身している。「今まで気づかなかったこと、思いつかなかった考えがつぎつぎに…」浮かんできた。
しかし、のび太は「でも…。出木杉のおかげというのが、なさけないな…」と感じて、自分で勉強するという平凡な結論に落ち着いた。
[S15729・A39043・048605:58]
でもさ、ひとりひとりは弱いけど、心をあわせれば…[★★★]
怖いジャイアン対策に対して、のび太は周りの友達に「でもさ、ひとりひとりは弱いけど、心をあわせれば…」と、いった積極的な提案をしている。
[S09450・B01052・058005]
でもな…、ときどき赤ん坊みたいに、あまえてみたくなるときがあるんだよ。あったかあい気持ちになれるんだよ[★★]
のび太はママの膝に顔を埋めて、「ウツ ウツ」と泣いていた。ドラえもんから甘えん坊と言われると、のび太は「でもな…、ときどき赤ん坊みたいに、あまえてみたくなるときがあるんだよ。あったかあい気持ちになれるんだよ」と、正直に白状している。
[S05488・A16158・067709:16]
天にも昇る心地[★★]
のび太は先生から六十五点で、珍しく勉強したとほめられたので、空中に舞い上がり、「天にも昇る心地」を味わった。
[S13681・A39181・068603]
どうして無理やりにでもやらせてくれなかったの[★★]
宿題をしなかったため、立たされたのび太が帰宅して、ドラえもんに「どうして無理やりにでもやらせてくれなかったの」と泣いて訴えた。
[S10179・D06142・027903]
どうすりゃいいのさ[★★]
のび太は化石を発見するため、朝早くから古い地層を掘っていた。崖の下のおじさんの家の屋根に泥が降り、おじさんから「こらあ!」と怒鳴られる始末であった。すると、のび太は「どうすらいいのさ」とおじさんに逆質問している。
[L01013・C01009・108001]
どうせぼくなんか[★★]
むずかしい宿題がどっさり出たので、のび太がしずちゃんに「二人で力を合わせてやろうよ」と提案した。スネ夫から横やりが入り、「どうせのび太なんか一つもできないんだから」とからかわれた。
家に泣きながら帰り、ドラえもんに「どうせぼくなんか」と自虐的になって泣きついた。
[S16164・B05074・028601]