てんとう虫コミックス短編第41巻(その7

出来杉と出木杉の併用[★★★]

 初出誌である『小学三年生』19857月号のミスが2002830日第41刷の『てんとう虫コミックス』短編第41巻『時限バカ弾』でも修正されていなかった。しかしながら、2006330日第54刷では、出来杉は出木杉に変更になっている。

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時限バカ弾[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『時限バカ弾』が破裂すると、人はみな想像できないことをやって、しかも、しゃべってしまう。

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アジャラカモクレン(ひみつ道具の被害)[★★]

 のび太のママのお説教は二時間ほど続きそうだったので、ドラえもんにひみつ道具である『時限バカ弾』が五分後に破裂するようにママに付けてもらった。破裂すると、ママは「ベロベロ バー」とすごい形相になり、「オッペケペッポーペッポー アジャラカモクレン!!」と陽気に騒ぎながら、畳の上やテーブルの上で踊りまくった。

 

のび太から「ママってひょうきんだねえ」と言われたので、顔を真っ赤にして、お説教もやめてしまった。

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オッペケペッポー[★★]

 『時限バカ弾』が破裂すると、「オッペケペッポー ペッポッポー」と突然叫んで、踊り出し、のび太にママひょうきんだねと言われている。

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ひょうきん[★★]

 『時限バカ弾』が破裂すると、「オッペケペッポー ペッポッポー」と突然叫んで踊り出し、のび太にママ「ひょうきん」だねと言われている。

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ギッチョンチョンノパーイパイ[★★]

 ジャイアンが土管のある広場で、心にしみる悲しい新曲を歌っている時、『時限バカ弾』が突然「ポン」と破裂すると、ジャイアンは「ギッチョンチョンノパーイパイ」とスネ夫の前で踊り出した。

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スイスイスーダララ[★★]

 ジャイアンが土管のある広場で、心にしみる悲しい新曲を歌っている時、『時限バカ弾』が突然「ポン」と破裂すると、「スイスイスーダララ」とスネ夫の前で踊り出した。

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スイスイスーダララ:「無責任男」といわれたクレージーキャッツの植木等が青島幸男作詞の『スーダラ節』の中で歌った歌詞の一節である。「スイスイスーダララ」は好景気の世の中を支える、サラリーマンの心情を巧みに歌詞に反映させたものであった。