てんとう虫コミックス短編第18巻(その7

テレパしい[★★]

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カンが鈍い[]

 のび太はドラえもんに「ア…。ウー ウー」と指示し、「風が入るから窓を閉めてといってるのに、カンが鈍いなあ」と非難している。一方、ドラえもんは「アー ウー」とかで話が通じるもんかと激怒している。

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口きくのもめんどくさいけりゃ、もう死んでしまえ。君にはあきれた。実にあきれた! ドラえもんは短気だなあ[★★★]

 のび太が口に出さなくても、心の通う機械がないかと問うと、ドラえもんは「口きくのもめんどくさいけりゃ、もう死んでしまえ」と怒鳴りつけ、「君にはあきれた。実にあきれた!」と嘆いている。それに対して、のび太は「ドラえもんは短気だなあ」とつぶやいている。

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テレパしい[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『テレパしい』を食べると、「頭の中で思っただけで相手に通じる」

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ドングリ[★★]

 ひみつ道具である『テレパしい』は「ドングリ」のような木の実であり、「パリ ポリ ポリ」と食べるとしゃべらなくても、心を第三者に通わすことができる。

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風船玉[]

 のび太がひみつ道具である『テレパしい』を食べると、のび太が「ドラえもんの顔は、いつ見ても・・・。風船玉みたいであいきょうがあるな」と思っていることが、ドラえもんには瞬時に分かった。

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白髪[]

 のび太がひみつ道具である『テレパしい』を食べて、ママの前に黙って立つと、のび太が「小じわばかりで白髪まで出てきた」と考えていることが、ママには瞬時に分かった。

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植木[]

 のび太がひみつ道具である『テレパしい』を食べて、おじいさんが子どもみたいにだいじにしていた「植木」を壊してしまった。逃げようとすると、おじいさんから「このままだまってにげよう」と考えてるやつは、誰だと怒鳴られてしまった。

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少しはこりたかい[★★]

 のび太がひみつ道具である『テレパしい』を食べて表に出ると、心に思っていることがすべてストレートに他人に伝わるため、不幸な出来事が次から次へと生起した。「フラ フラ」になり、満身創痍で帰宅した。

 

ドラえもんは両脚を前に伸ばし、両腕を背中に回し、笑顔で「少しはこりたかい」と完全に他人事の感じでのび太に声をかけている。

 

 『深読みガイド』は「教育的指導ということはわかるけど、せめてのび太の手当てぐらいはしてあげようよ」と提案している。

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のび太の真意[]

のび太が「こりごりだよ。ぶしょうすると、ろくなことがない。きみのいうとおりだ、きみが正しい」と謝った。

 

すると、「テレパしい」の影響が残っていて、のび太の真意「おひとよしだからちょっとおだてると、すぐきげんがなおる」をドラえもんに読み取られ、ドラえもんから「いつまでもそのままでいろ」と見放されてしまった。

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