てんとう虫コミックス短編第15巻(その9

ハナクソをほじくる癖(クセが入れ替わってる!・みんなのハナクソライフ)[★★★]

 のび太のパパはタバコを吹かしながら、所在がなく、右の小指を使って「ハナクソ」をほじくっている。この癖はのび太の専売特許であるが、さすがに親子の血は争えないものである。

 

 『深読みガイド』は「息つぎに重要な鼻の穴をまめに掃除することは、動物の本能なのかもしれない」と薀蓄のあるところを披歴している。

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ビリッカス[★★]

 のび太は憎いジャイアンに、「ビリッカス」の二等兵のワッペンを貼り付けている。

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駆け足[]

 大将であるのび太は二等兵のジャイアンと一等兵のスネ夫に、「駆け足」で町内五十周を回れと命令している。

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セーター[]

 ジャイアンは「セーター」を脱げば、『階級ワッペン』が無効になることに気付いた。

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どくさいスイッチ [★★★]

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ジャイアンの論理(触覚(痛覚)へのダメージ!)[★★★]

 ジャイアンズが182でコテンパンに負けたので、ジャイアンは15点はのび太のせい、へまがなければあと5点とることができ、合計20点おまえのせいでそんしたと総括した。

 

そして、20発殴ってやると叫びながら、バットを持ってのび太を追い駆け出した。ただ、スネ夫や他の選手は茫然と遠くから眺めるだけであった。

 

『深読みガイド』は「これだけズタボロにされながらジャイアンと遊ぶのび太は、実はけっこうたくましい?」と解説している。

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ぐやじ~い[★★]

 ジャイアンから惨敗したすべての原因は、のび太にあると指摘され、バットを持って二十発殴ってやると追い掛けられた。のび太は家に帰って本当に「ぐやじ~い」と思った。

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独裁スイッチ[★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『独裁スイッチ』を使うと、自分に反対する者や邪魔者を次々に消していくことができる。実際は独裁者を懲らしめるためのひみつ道具であった。

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未来の独裁者[]

 ひみつ道具である『独裁スイッチ』は、「未来の独裁者」が科学者に作らせたものである。これによって、自分ひとりの考えで、世の中を動かそうとしたのである。

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スカイホーク[★★]

 のび太はおもちゃ屋から「スカイホーク」や、2000CCのスーパーカーのプラモデルを家に持って帰ってきた。

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スカイホーク」とは、ダグラス社が開発し、アメリカ海軍などに正式採用された艦上攻撃機(A-4)の愛称で、初飛行は1954年である。

 

ムネタ菓子店[★★]

 のび太はただで「ムネタ菓子店」から大好きなケーキやパンをもらってきた。

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八百八[]

 のび太は「八百八」から、魚や果物のカンヅメや肉を好きなだけもらってきた。

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気に入らないからってつぎつぎに消していけば、きりのないことになるんだよ。うん、わかった?[★★:105]

 のび太は屋根の上で、ひざを抱えて「グスン」と涙を流しながら、「一人でなんて…、生きていけないよ…」とつぶやくと、ドラえもんが「気に入らないからってつぎつぎに消していけば、きりのないことになるんだよ。うん、わかった?」と影からささやいた。

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