てんとう虫コミックス短編第14巻(その1)
家がだんだん遠くなる[★★]
[A14005・S08154・037704:01]
捨て犬ダンゴ[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『捨て犬ダンゴ』を食べると、犬や猫は二度と家に帰れなくなる。
[A14006:02126]
山田さんの家を探す年輩者[★]
のび太はひみつ道具である『捨て犬ダンゴ』を食べていたため、遠くへ行こうとしなかった。そののび太に対して、「山田さんの家を探す年輩者」は「ちかごろの子どもは不親切だ」と、泣きながら訴えていた。
[A14009:03]
防犯運動[★]
交番の前には怖いお巡りさんが立ち、その横には「防犯運動」の立て看板が立っていた。
[A14010:2201]
みんなの秘かな癒しスポット[★★]
この癒しスポットに立って、ドラえもんは夕暮れ時に、「カアー カアー」と鳴いて家路に急ぐカラスを見ながら、「もう二度と、のび太にはあえないんだなあ」と落胆した。
「さらばのび太。きみとの楽しかった思い出をぼくはわすれない。いつまでもいつまでも…」としんみりしながら、ひとり寂しく家に帰ることにした。
[A14012:05157]
からだの皮をはぐ話[★★]
[A14014・S04542・067611:01]
画家(口先の魔術師になれ!)[★★]
スネ夫はジャイアンの絵を見て、「きみは、道をまちがえている! 歌手よりも画家をめざすべきだ!」と、でまかせのおべっかを使っている。その言葉にジャイアンは涙を出して感激している。ジャイアンはおだてにイチコロのタイプだ。
[A14016:05077]
モデル[★★]
ジャイアンがしずちゃんに絵の「モデル」を頼んだが、しずちゃんは青ざめた顔で困りきっているので、のび太が絵のモデルになると申し出た。
[A14016:03]
きみは、道をまちがえている! 歌手よりも画家を、めざすべきだ!(ジャイアンは絵が苦手!)[★★]
ジャイアンはスネ夫に「いいなんてものじゃないよ。天才だよ、これは」と絵を絶賛され、さらに、「きみは、道をまちがえている! 歌手よりも画家を、めざすべきだ!」とおだてられた。
おだてに弱く、すぐ、その気になって、ジャイアンは画家を目指し、最初しずちゃんにモデルを頼んだけれども、断られたのでのび太が選ばれた。モデルののび太を前に、のび太が動いたとか、くしゃみしたとかいって、「イラ イラ」しながら、自分の描いた絵を「ビリ ビリ」何枚も破いていた。
どうもジャイアンは絵が苦手で、屋内でじっくり何かをすることが肌に合わないみたいである。
[A14016:04127;05115]
いいなんてものじゃないよ。天才だよ、これは[★★★]
スネ夫はジャイアンの絵を見て、「いいなんてものじゃないよ。天才だよ、これは」と口から出まかせの賞賛をしている。
[A14016:04127]
だめ? こんなにたのんでも? フウン…。ホー…(それでもやっぱり油断は禁物!!)[★★★]
画家になることを決心したジャイアンはしずちゃんに「なあ、たのむよ。本式にモデルをつかって勉強したいんだよ」とお願いしている。
断られると、珍しく顔を真っ赤にして、ジャイアンはおびえるしずちゃんを「だめ? こんなにたのんでも? フウン…。ホー…」とすごい形相でにらみつけている。
『深読みガイド』は「相手がしずちゃんであっても、キレるときにはキレる。……。絵のモデルを頼むだけでこの威圧感」と形容している。
[A14016:04076;05079]