ドラえもん短編第1巻(その3

タケコプター(ヘリトンボ・竹とんぼ)の登場過程[★★★]

【道具解説】ひみつ道具である『タケコプター』は体、おもに頭部に取り付けると、空中を自由自在に連続八時間、八十キロのスピードで飛ぶことができるようになる。最も簡便な移動手段であり、ひみつ道具の中では断トツの登場回数を誇っている。

 

 現在入手可能な単行本(未収録作品も含む)に登場するドラえもん作品には、『ヘリトンボ』というひみつ道具はひとつも認められない。ヘリトンボは『小学四年生』19701月号に登場し、その後、六つの作品で認めることができる。最後の登場は『小学一年生』19794月号である。てんとう虫コミック初版本では、『小学四年生』1970129月号と『小学五年生』19737月号の四つの作品で登場を果たしている。『小学四年生』9月号の作品は、初出誌で「タケコプター」、初版本で「ヘリトンボ」に変更になっている珍しいケースである。『幼稚園』19733月号『はりえほんドラえもん』 という作品では、 「タケコプター」ではなく「たけとんぼ」という名称になっている。

 

 『タケコプター』という名称のひみつ道具が初めて登場したのは、『小学三年生』19706月号『ご先祖さまがんばれ』という作品においてであった。

 

 ドラえもんが初登場する作品おいて、「ヘリトンボ」の描かれている表紙では、ドラえもんとセワシは頭の上に、のび太は短パンのおしりの部分に「ヘリトンボ」を装着している。文末では、ドラえもんとセワシは背中に、のび太は短パンのおしりの部分に「ヘリトンボ」を装着している。

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河井質店[★★★]

 「河井質店」はドラえもんマンガに登場した最初の広告名である。街路地の電柱に大きく描かれた広告名でもある。

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ドラえもんの大予言[★★]

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二十二世紀のマジックハンド[]

【道具解説】 『二十二世紀のマジックハンド』は、ドラえもんが宿題もしないで遊びに出かける、のび太をつかまえるために取り出したひみつ道具である。巨大な手をした道具であるが、今ひとつ用途がはっきりしない。

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ダンプカー[★★]

 ドラえもんが『四次元ポケット』から出したアルバムの写真には、「昭和4526日ダンプカーにはねられる」と書かれてあった。

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もともと悪かった頭が、いっそうパーに[★★★]

 未来が記録されている写真アルバムをのび太に見せながら、ドラえもんが「しずちゃんとこへ行くとちゅうはねられて、全治一か月の大けが!」と説明した後に漏らした、ドラえもんの一言「もともと悪かった頭が、いっそうパーに」である。

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タイムテレビ[★★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『タイムテレビ』では、過去や未来の場面を現実の生活に登場させることができる。

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自動車事故[★★]

 のび太は小さな男の子のオモチャの車を「クシャ」と壊してしまったので、その子のおじいさんに頭を「ゴチン」と殴られた。のび太はこれも一種の「自動車事故」だと思った。

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小池さん一家三人がラーメンを(ドラに登場した藤子キャラクター)[★★★]

 電気こたつに入って、「小池さん一家」(夫、妻、一人息子の三人)がラーメンを全員ですすっている。小学館の『小学四年生』の19702月号に小池さんは早くも登場している。

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運転手さん[]

 「運転手さん」のお庭に無断で入ったので、のび太は「パシーン」と竹刀で殴られた。

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FAMIRIA[★★]

 自動車のフロントのナンバープレートには、数字ではなく、何故か、「FAMIRIA」と書かれていた。

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FAMIRIA」は「マツダ・ファミリア」のパロディ版である。