一時あずけカード[★★]
[初出誌] 『一時あずけカード』、「小学五年生」1986年1月号、8頁、55コマ
[単行本] 『一時あずけカード』、「てんとう虫コミックス ドラえもん第3巻」2005年10月25日 初版第1刷発行、8頁、55コマ
[大全集] 『一時あずけカード』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 14」2011年6月29日 初版第1刷発行、8頁、55コマ
【初出誌vs.大全集】
変更なし
[梗概] のび太はしずちゃんからプリンを食べにこないかと誘われた。ママに断ってから行くと、行けなくなると思い、誰かランドセルを預かってくれる人はいないかと探していると、ジャイアンたちに出会った。ジャイアンにランドセルを預けようとすると、逆に、のび太がランドセルを預かることになってしまった。
泣いているのび太を探しに来たドラえもんに相談すると、ひみつ道具である『一時あずけカード』を出してくれた。このカードをちぎって、三角の方をランドセルに貼り、四角い方をしまっておくと、カードを預かった人はカードの頼みは断れなくなる。
ジャイアンとスネ夫にそのカードを預けて、しずちゃんの家でおいしいプリンをたっぷり食べた。広場に戻って、のび太のランドセルのカード番号(3番)の入ったケースを投げ上げると、預かっている人のところまで誘導してくれた。ランドセルをしょって野球をしたので、惨敗だとジャイアンは怒り狂っていた。
ママに頼まれた買い物カゴにカードを貼り、道行くおばさんに預けたり、お花の先生から頼まれたママへの花瓶にカードを貼り、大学生に預けたり、パパの忘れたかさにカードを貼り、旅行へ行こうとした人に預けたりしていた。
遅いため「カン カン」に怒っていたママの買い物カゴはカードによって、遠くの人に預けたことが明らかになった。花瓶を預けた人を探していたら、雨が降り出した。かさを預けた人はきっとこの近くにいると、探し回った。しかし、その人は「青森にむかう特急列車にのっていたのであった」
[S1458・B0313・058601]