仮病薬[★★]
[初出誌] 『無題』、「小学五年生」1976年2月号、8頁、55コマ
[単行本] 『仮病薬』、「ぴっかぴかコミックス ドラえもん第12巻」2004年8月20日 初版第1刷発行、8頁、57コマ
[大全集] 『仮病薬』、「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 4」2009年12月30日 初版第1刷発行、8頁、57コマ
【初出誌vs.大全集】
タイトル『無題』が『仮病薬』に変更
「飲みすぎだ!!」、「キャーツ」コマ挿入[461(4)]
「にせの病気どころか、にせのゆうれいになるんだよ」コマ挿入[461(5)]
「しげきが強すぎたらしい」削除[461(6)]
[梗概] 岩古さんのじいさんは塾を開いて、近所の子どもたち(のび太など)に勉強をただで教えると申し出た。親は大喜びであったが、子どもは大反対であった。のび太のパパはマージャンに誘われていたが、気が進まなかった。
断るとへたくそで負けるのが悔しくて来ないと言われ、行くと、負けることがはっきりしていた。この話を聞いて、パパにドラえもんの出してくれた『病気になる薬』を飲んでもらった。飲むと顔が真っ赤になり、ママが電話でマージャンを断ってくれた。
岩古さんのじいさんがのび太のママに、子どもたちが塾に来て勉強をする気があるかどうかを尋ねてきた。ママがのび太を呼びに行くと、のび太は真っ青な顔をして氷みたいに冷たく、塾どころではなかった。
のび太はこの薬を持って、ジャイアン、スネ夫、しずちゃんに飲ませると、ふるえが止まらなくなり、岩古さんのじいさんも病気なら仕方がないと結論を出した。
ママがお医者さんを連れてくると、のび太はニセの病気どころか、ニセのゆうれいになる薬を大量に飲んでいた。ゆうれいの姿になったのび太を見て、ママは卒倒して気を失い、医者からしばらく絶対安静が必要であると厳命されてしまった。
[S0459・F1209・057602]