反応テストロボット[★★]
【道具解説】 ひみつ道具である『反応テストロボット』のモニターに、テストしたい人物の顔を描いて、「あれこれ話しかけると、本ものとまったく同じ反のうをする」
【使用目的】 ジャイアンから借りていた本を汚してしまったので、のび太は謝る方法をいろいろ研究していた。すると、ドラえもんが「反応テストロボット」を出してくれた。
【使用結果】 のび太が「友だちじゃないか、わらって水にながそうよ。アハ、アハ」と気楽に話しかけると、「反応テストロボット」は「やろう。ふざけやがって」となった。次に、「ほんとに悪かった。どうか、きみの気のすむようにしてくれ」と本格的に謝ると、「いいかくごだ。気のすむまで、なぐってやらあ」となった。
最後に、「とぼけて、知らん顔して帰ったら」、「ダ ダ ダ ダ」とおいかけられてつまかり、「わあん、ゆるしてえ」となった。
ドラえもんもあきらめて、『いたみ止め』、『すぐきずをなおすばんそうこう』、『自動まきほうたい』を準備して、のび太を送り出している。「あああ…。これが、ぼくのうんめいか…」とつぶやきながら往来を歩いていると、突然、ジャイアンが「ワッ」とおどしたので、本を「バシャ」と溝の中に落としてしまった。
ジャイアンが「ちょっとふざけておどしただけなんだ。友だちじゃねえか、わらって水に流そうや。ワハハハ」というので、のび太は「きみさえよければ」といって笑顔で帰ることができた。自分の本だと気づいたジャイアンは珍しく悔し涙を流していた。
[S05177・A07140・037501:169]