蜃気ろうそく立て[★★]
【道具解説】 雨戸を閉め、部屋を暗くして、ひみつ道具である『蜃気ろうそく立て』のロウソクに明かりをつけ、しっかり握って景色を思い浮かべると、現実そっくりの景色が眼前に現れる。
【使用目的】 のび太はみんなに『どこでもドア』を使って海岸へ連れて行くと約束した。しかし、「どこでもドア」が故障のため修理に出されていたので、代わりに、部屋の中の仮想海岸で楽しむため「蜃気ろうそく立て」が取り出された。
【使用結果】 ドラえもんが雨戸を閉め、暗い部屋で、「蜃気ろうそく立て」のロウソクにあかりをつけて、握りしめ、南極の景色を思い出すと、部屋も明るくなり、部屋の中だけであるが、南極が現れ、ペンギンさえ見ることができた。
のび太がこの道具を握って、海の景色を出そうとしているところへ、しずちゃんやジャイアンたちがやってきた。海が現れると、みんな泳ぎだしたが、狭い部屋の中の海のため、「ゴツ ゴツン ゴツン」とぶつかってばかりいた。
狭くて危ない海のため、泳ぎをやめて、スイカ割りをすることになった。目隠しされたジャイアンが襖のほうへ行ったので、のび太はスイカを頭の上に持ち上げて、「パカ」と割らせている。
ロウソクの火が消えると、部屋の中には、缶やスイカの皮が散乱していた。畳も濡れていたので、のび太は「だれだっ、海の中でおしっこしたのは」と叫んでいた。
[S15553・B01119・028407:031]