趣味の日曜農業セット[★★★]

【道具解説】 ひみつ道具である『趣味の日曜農業セット』には、カプセル入りのなえ、打ち上げ式豆太陽、チューブ入り雲、かかし、肥料を配合した田んぼロールが含まれている。

 

【使用目的】 モチを作ろうとしたが、肝心のもち米がなかったので、ドラえもんは「趣味の日曜農業セット」を取り出している。

 

【使用結果】 ドラえもんはのび太を誘って、「趣味の日曜農業セット」の田んぼロールで田植えを始めた。二時間で実りの秋が来ることになっていた。途中、安物のひみつ道具を買ったため、「季節コントローラー」が故障し、ばかに暑くなったり、梅雨なのに雨がほとんど降らなかった。

 

  しばらくすると、「チューブ入り雲」から「ザア」と雨が降り出し、止まなくて、ドラえもんはテルテル坊主を出すことになった。


 台風は運良くそれたが、穂が実ってくると、イナゴが「ピョン ピョン」飛び出して、適当に苦労するようになっていた。大豊作であったので、「もちせいぞう機」に刈りいれた稲穂を入れると、一挙に、「だっこくして、精米して、むしあげて、ついて、おもちになって」、「コロン コロン」と出てきた。


 つきたてのお餅はおいしかったので、二人で「パク パク ムシャ ムシャ」と食べた。メーターを見ると、「二百五十九個」出てくることが分かった。偶数ではなく奇数であったので、「ぼくが百三十個だっ」、「いいや、ぼくだ」と再度のつかみ合いのけんかになってしまった。
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