突然ですが、皆さんちのわんこさん、おいくつですか?


うちには今犬はいないのですが、姉は17歳まで生きました。


(命は長くても短くても、やっぱりそれがその子の一生。でも、やっぱり元気で長生きすることに越したことはありませんね)




世界中にはものすごく長生きをした犬たちが数々存在しています。


ギネスに乗っている子と乗っていない子がいますが、これは正式な出生証明書の有無によるものです。

保護犬ならたいていの場合はありませんよね。このために残念ながら世界一生きたのに、記録されなかったという子もいたりします。



今日は世界で最も長生きした犬たちを写真つきで紹介していきます。



まずは、歴代最長寿記録保持者である、ブルーイーを紹介します。


黒狗の犬小舎-ブルーイーと主人

ご主人(と思われる人物)と一緒にパチリカメラ


ブルーイーはオーストラリアのクイーンズランド州、ロチェスターで生まれ育ち、生涯ここで過ごしました。

生まれたのは1910年の6月7日、亡くなったのは1939年の11月14日で、享年は29(29歳5ヶ月7日)です。

ブルーイーの犬種はオーストラリアン・キャトル・ドッグで、オーストラリアでは昔からホピュラーな牧牛犬です。

彼も牛を管理する使役犬として生まれ、バリバリ働いてきました。

両親も長生きする家系の出身で、且つ病気とは縁のない生涯を送ったとのことです。



ブルーイーの生涯については不明な点も多い(出生・死没は完全に判明している)のですが、クリスマスの夜にひとりでぶらぶらと出歩き、ディンゴの群れを従えて帰ってきたというクリスマス伝説が残されています。


これは老齢になってからの話ということで、メルボルンの牧羊犬協会は非現実的として伝説を否定しています。


でもそんな話あったら、面白そうですね。

若いディンゴに巻け劣らない力を持っていたのか、年の功による気迫がすごかったのか、はたまた飢えに苦しむ野良たちに居場所と食事を分け与えたかったのか・・・。


このネタは小説とかに使われそうですね。




お次は生きている犬としては世界一長寿という、存命世界最長寿犬というギネス記録のタイトル保持者であったシャネルちゃんを紹介します。

かわいい^^

ミニチュア・ワイアーヘアード・ダックスフントですが、真っ白なのは白髪だからです。


シャネルちゃんはアメリカで1988年5月6日に生まれ、 2009年8月28日に老衰で亡くなっています。享年は21です。


シャネルちゃんは実はもともと棄て犬で、前の飼い主にヴァージニア州の保護施設へ送られました。


生涯のパートナーとなる飼い主の女性がやってきたのはふとした偶然から(近所の米軍基地づとめで、犬が好きでなんとなく立ち寄ったらしい)だそうで、シャネルと会って運命を感じて引き取り、実の娘ととして大切に育てました。


ちなみに引き取られたのは生後6週間の時で、珍しいことに出生証明書(血統書?)が以前の飼い主から渡されていたのだそうです。


これが後に、世界的に有名になるきっかけを作ったとは・・・。


シャネルちゃんのトレードマークである赤いセーターと白くつした、グラサンはおしゃれのためではなく、れっきとした理由があって装備されているものです。ギネスに認定されたばかりの頃は何かと問題になっていましたが、装備理由が報じられるとすぐに沈静化しました。


セーターは体温調節が上手くできなくなった体を温めるため、くつしたは弱った脚を守るため、そしてグラサンは白内障を患い日光に弱くなった目を保護するためにつけられています

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室内ではグラサン(ゴーグルに近い?)をはずしています。


シャネルは晩年歩けなくなったので、ベビーカーに乗せられて散歩をすることが日課になりました。


体調を見て慈善団体のイベントやパーティー、さらには自身の誕生日会にも参加しました。


2009年8月28日、彼女は主人に見守られて安らかに旅立ちました。

遺体は荼毘に付されたのですが、もちろんアメリカではペットの火葬も珍しくあまり行われていません。



詳しい理由は不明ですが、彼女が存命世界最長寿犬としてギネス記録に登録されたことにより、この項目が世界的に知られるようになったようです。シャネルちゃん以前の存命世界最長寿犬はあまり詳細が知られておらず、マニア以外はほとんど名さえも知りません(私も知らない)。


ちなみにシャネルちゃんの直前にギネス記録を持っていたのはアメリカ在住、ビーグルのブッチ(Butch 1975-2003、享年27)だったようです。


20歳越えのコはなかなかいないようなのですが、正式な証明書がなかったり、あっても申請しなかったり・・・。そんなこともあって、実際には彼らたちを超える高齢な犬たちは数知れないだろうといわれています。



シャネルちゃんの次は、彼女の次に長寿ギネス記録へ登録された

オットーです。

彼は年を感じさせないほどの足取りのよさや愛らしさ、人懐こさから人気を集めました。彼のファンクラブも生前から存在していました。


オットーはイングランドのシュローズベリーの出身・在住、1989年2月14日ごろ生まれ、 2010年1月14日に20歳で亡くなっています。


彼の種類は雑種で、ダックスフントとテリア系雑種のミックスです。これまた生後6週間のときに今の飼い主家族のもとにもらわれ、以後楽しく生活してきました。


飼い主夫婦の子供と遊ぶことがとても大好きで、19歳を超えても仔犬のように走りまわり、元気にしていたようです。さすがに関節炎を患い耳が遠かったらしいのですがそれ以外はとてつもなく健康で、常に周りの人々を驚かせていたのだとか・・・。


長生きの秘訣は定期的な健康診断と健康な食生活、そして沢山の愛情だそうです(飼い主談)。やっぱりいくらお金をかけたりいいものを食わせていたとしても、愛情がなければ犬を生き生きと元気にさせることはできませんよね。



20歳を超えても尚元気に駆け回るスーパーおじいちゃんだったオットーですが、急進行性の胃癌に侵されて最晩年は寝たきりになり、昼夜を問わない激痛に襲われることになってしまいました。

食べ物もとれず日々瘠せ続けるオットーをこれ以上苦しませないため家族は断腸の思いで安楽死を選択、2010年1月14日の午前10時10分に眠りにつきました。


オットーは虹の橋に旅立ってしまったのですが、いまだその人気は根強く、ファンも世界中に存在します。

イギリスでオットーの人生を映画化しようという話があったらしいですが、進んでるのかなあ。



最後に、出生証明書がないためギネスには登録できなかったものの、ブルーイー並みの驚異的な長寿記録を打ち出したベラをご紹介します。



黒狗の犬小舎-ベラ
ご主人夫妻と。

とてもしあわせそうです。


ベラちゃんはイギリス在住、1979年生まれで2008年9月6日に亡くなりました。

その享年は28(28歳252日ぐらい)です。


彼女は3歳のときに今の飼い主夫妻に路上で保護され、以後家族として可愛がられてきました。

このとき年齢は医師によって推測されたのですが、保護犬なので出生証明書はなく、ギネスには申請できなかったのです。


でも最低でも25年は生きているのだから、申請の価値はあると思うんですがねえ・・・。


ベラちゃんの種類は雑種なのですが、なんとラブラドールの雑種です(正しくはラブ×コリータイプ:牧羊犬雑種)!


大型犬でも、愛情かけて大切に育てれば、こうやって長生きしてくれますよ!

うちの愛犬は大型犬だから・・・とあきらめないでくださいね!!



散歩が大好きだったベラはご主人夫婦と毎日近所を沢山歩いていたそうで、このことが足腰の強化や内蔵機能の老化防止に一役買っていたようです。




最晩年(28歳のとき)はさすがに足腰が弱って歩けなくなり、歯も2本残して抜けてしまいました。

でもご主人夫妻はマメな介護を怠らず、毎日庭で日向ぼっこさせたり、ミキサーでご飯をペースト化して食べさせてあげたりしました。



黒狗の犬小舎-じーっ
じーっ・・・。

ひなたぼっこ中のベラ。


ベラパパは何があっても対処できるよう、常に近くで見守っています。




それでもやはり老衰は進行していき、最終的にはペーストにしたフードも中々食べられなくなっていきました。


ベラのご主人夫妻は彼女の安楽死を検討、病院にも予約を入れお墓までほったのですが、彼女と過ごしてきた30年近くの思い出がよみがえり、悲しくなって何も手につかない状況に陥ってしまいました。


更に周りの人にこのケースでの安楽死は不適切なのではないかといわれたりした事もあり、とてもそんなことはできないと安楽死前日に思いとどまり、予約はキャンセルしました。


いつでもご主人夫妻と一緒にいることを何より嬉しがっていたベラにとっては、この選択を心から喜んだことでしょう。


安楽死予定の数日後、ベラはご主人夫妻に看取られて眠るように息を引き取りました。


ベラは死後、ご主人夫妻の庭に葬られたとのことです。




今日紹介した長寿犬たちはごく一部に過ぎませんが、彼らの生涯をたどることで、愛犬をより元気に長生きさせるための秘訣を少しでも見つけてもらうことができれば幸いです。



PS

次期存命世界最長寿犬として登録される予定のプースケ君は、今年で26歳になります。元気にしているかな?

黒狗の犬小舎-powske