晴天に恵まれた今日。我らが川村ゆみさんのコーラス出演情報を見つけ性懲りもなく赴きました。まあ賛否両論あろうかとは思いますが、後悔したくはないので放置してくだされ。

さて今回行きましたのはhide tribute 2024 Beauty Side
Produced by Ryuichi Kawamura
~hide追悼 & 日本骨髄バンク、メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンへのチャリティー及び、理解普及~。

これん知ったのは一週間ほど前に

 こちらを見つけまして。ゆみさんの名前を見てびっくり。バタバタいたしました。軽く触れると、1998年に亡くなられたX JAPANのメンバー。ヒデさんこと松本秀人さんの追悼と、この方が生前に取り組まれていた活動へのチャリティーと理解普及。まさにタイトルそのまんまですが。それらを目的としたライブのようですね。


会場は千葉県柏市にある柏パルーザさん。

http://www.kashiwa-palooza.com/pc/index2.html 

五年前にも一度、河村さんはこちらでライブをされていたようですね。


さて今回はヒデさんの曲を歌われておりますが。ヒデさんについて何も存じ上げないのでセトリは検索して調べました。あとは通常運転で行きたいと思います。


♦衣装チェック

私自身は後ろから二番目にいたのでステージパフォーマンスを直接見ることができませんでしたが、フォロワーさんが見つけてくれました。ありがとうございます!

それがこちら!左でポーズを取られてますね。今回はモノトーンカジュアルで、かっこかわいい感じですね。いつもながらとてもお素敵です。
元はこちら。投稿してくださり、ありがとうございます。後列でステージを見るものには嬉しくてたまらないプレゼントです。


河村さんもお写真を!ゆみさんのニット帽もよく見えて嬉しい!かわいい!ありがとうございます!

こちらは自力で検索した一枚。カーテンコールのときかな?諦めてましたけど。皆様、ありがとうございます。

♦曲タイトルと旅の記録
初見の方に説明すると。私はゆみさんの曲を聞きながら様々な世界を旅します。これはゆみさんがコーラスで入られているときも有効で、ソロのときとはまた異なる世界を見ることが出来るのです。本来ならこちらではステージパフォーマンスの感想ん書き、別のページに旅の記録を書くのですが。今回始め統合させていただきます。

♣メイン
01.ROCKET DIVE
見えたのはビル風。都会のビル群で、いつも風は激しく舞い踊る。まるでそこをステージとする軽業師のように。一つ。また一つ。ビルを足場に宙返りや錐揉み。回転を重ねて技を作る。回る景色は、空と窓と光のコラボ。まるで万華鏡のように、目まぐるしく彩りを変える。

02.ピンクスパイダー
見えたのはジャンクル。鬱蒼とした密林は、夜は闇の王の城だ。月や星の光は、行く手まで照らしてはくれない。何だろう。闇の奥に、刹那に冷たい光が見えた。ソレは不規則に一瞬だけ、しかし何度も閃いた。少なくとも2つ。人の姿は見えない。僅かな光の加護を受けることを許されたものだけが、纏うことを許されたそれだけが、存在の片鱗を見せる。やがてぶつかり合う金属音。命を守るため。あるいは奪うためにぶつかり合う。異変ではない。このジャングルでの、日常の一つ。

03.TELL ME
見えたのはモーターレース。スピードの壁を乗り越えるために生まれた名車たちが並ぶスタートライン。窓を。ミラーを。ボティをなぞる光はそのオーラを楽しむ精霊たちのようだ。開放の時を示すサインが示されると、その目的を果たすために彼らは風をまとって走り出す。目指すは音速。更には光さえも乗り越えるために。風の尾を引いて、観客の歓声さえもエネルギーに変えて。

04.DICE
見えたのはミラーボール。彼らは闇に魅入られてしまったのか。光なのに、人々を欲望と快楽へと誘う。荒々しい音に身を委ね踊る人々は、天井から明滅する激しい光の嵐を求めて何度もここを訪れる。資格も聴覚も役に立たないほどの音と光。その根源に、闇があることも知らずに。

05.DOUBT
見えたのは火山コロシアム。火山に囲まれた灼熱の都市は、中心にある大火山を塞ぐようにコロシアムを造り栄えていた。日々開かれるのは、罪人同士を闘わせる闘技祭。ルール無用。勝者には賞金と自由を。敗者には罵倒と死を。そのスローゴンの下、観客は松明を片手に戦いの結末を急かす。彼らが対価を支払い求めるのは、華麗なる死闘ではない。その先にある、最高の刺激なのだから。勝敗が決したとき、観客はスタンディングオベーションでそれを喜ぶ。そして勝者が賞金を受け取って引っ込むと、観客は怯える敗者に向けて松明を投げ込んだ。松明はすべて敗者に辺り、人であったそれは火達磨となり悶え苦しむ。笑いさんざめく声を聞きながら、火達磨は放射状に開く床な奥。火口の中へと落ちてゆくのだ。人を飲み込む火山が噴火したとき、この日の祭典は終わる。

06.BEAUTY & STUPID→
見えたのはトラップ。世界最大級の秘宝が安置された施設に、世界一と称される怪盗が忍び込む。警備させろといきりたつ警官たちを閉め出すのは、施設の頭脳を司る超高度AI。余裕にも生配信まで行い、緊張どころかお祭り騒ぎ。生配信は大バズリで、AIが施した防御システムは見事に怪盗を翻弄する。潜入ルートに仕込まれたセンサー網は、縦横無尽に怪盗を狙う。怪盗は華麗な身のこなしでそれらをかわし。見るものを引き付ける。それは絶え間なく華麗な、駆け引きをはらんだショーに見えるからだ。

07.ever free
見えたのは地下レース。地下深くに作られた特殊サーキット。ここは賭けレースのメッカとされている。レーサーは何らかの形で、表では走れなくなった札付き。車にもレーサーにも如何なる強化も許さるたここは、そんな彼らと、金も暇ももて余す財界人には楽園だ。溶岩と炎の灼熱コース。水と氷の極寒コースだけでなく、廃棄された化学薬品で満たされたコースもある。車も人も確実に息絶えることを前提としたコース。それは極限状態を楽しむ人々の楽園なのだ。

08.HURRY GO ROUND
見えたのは日めくりカレンダー。はらはらと舞い落ちる日めくりカレンダー。それは、秋の日野枯葉によく似ている。儚く美しい。朽ちること。終わることが約束された光景。人間には長く感じるそれは、彼らよりも長く生きる我々にはとても早く感じる。人はなんと速い速度で成長し、老いて死んでいくのだろう。彼らの生きる街もまた、なんと速い速度で、発展し、やがて朽ちていくのだろう。日々重なる。舞い落ちる日めくりカレンドーと人々の姿が。日々重なる。舞い落ちる日めくりカレンダーの紙ずれと人々の声が。さながら、即興の楽団による演奏のように。

♣アンコール
09.FLAME
見えたのは夕日パラグライダー。夕日と大自然の景色。それはどんな場所でも絵になるものだ。空をのんびり散歩するパラグライダーさえ、ついでにそれを操る人間も絵の一部になる。風に身を委ね、その先にあるものに胸を躍らせる。静かに。のんびりと。

10.ONLY YOU CAN
見えたのはヨット。ヨット
あれは、いつから漂っているのだろう。海原に揺れるヨットは、青い世界に身を委ね動く気配すらない。時折、カモメ達が羽を休めに立ち寄ることも多く、完全にこの場所の一部となっているようだ。好きなだけいればいい。我々には永遠の時がある。いつでも見ているから。

11.深愛〜only one〜
見えたのは人工衛星。惑星軌道を漂う彼らは常に、情報やエネルギーを食べては放出している。光る翼に集まるそれらは、まるでプランクトンを想わせる。不思議だ。宇宙空間なのに、海底の景色と繋がるイメージ。何もかもが、結局は自然に帰るのだろうか。肉体も、心も。

12.ROCKET  DIVE(OA含めたカーテンコール曲)
見えたのはミサイル。偵察だけのはずが!パイロットは舌打ち混じりに機体を操作する。旋回セル背後から、ミサイルが距離を縮めてくる。振り切ろうと、再度操縦桿をひねる。ミサイルは建物に当たって爆散するはずが、こちらの動きを模倣したように追ってくる。誘導ミサイルだ!しかも学習型で、分離して複数で追ってくる。、この緻密化する包囲網。果たして逃げ切れるか。

♦まとめ
実にパワフルな世界でした。忖度は好きではないので見たままを書いています。追悼という趣旨に基づいて感想を述べると。ヒデさん、うーん、ファンでもないのにこうお呼びしてよいものか。本名で活動されていれば、私は苗字でお呼びしたいのですが。

この方は、常に戦っておられたように思えます。そして理不尽とか、世の中に対して怒っておられたのかな。その反面、穏やかや日常を大切に思われていた。実績のみならず、広がる世界からも感じることができました。

最後に。ゆみさん、今回も素晴らしい旅をありがとうございました。そして柏パルーザのスタッフの皆様。手助けくださりました観客の皆様。行き帰りで迷子の私を助けてくださった通りすがりの皆様も、ありがとうございました。この場にて、心よりお礼申し上げます。