秋も深まり、日に日に紅葉も色付いてきました。

時折、冬を感じるような寒さもあり、季節の変化を感じます。

 

当店では、毎年これからの時期に多くなるご来店として「ソーラー時計の止まり」があります。

「ソーラー時計は電池交換不要で永久に動き続けるんじゃないの?」と思われる方は多いと思います。

ですが、実際は止まってしまいます。

12月から5月は当店にご相談に来られる方が多くなります。

ソーラー電波時計と、電波機能の無いソーラー腕時計に共通するお話しです。
 
ソーラー式の時計の原理は、光を文字盤で吸収し、文字盤下に組み込まれているソーラーパネル(一次電池)で発電、更に内部にある充電池(二次電池)にエネルギーを充電して、光が当たらない時でも時計が動くようにしています。
 
充電池で蓄えられるエネルギーの量はそれぞれで、満充電しても光の当たらない場所に置くと数ヵ月や半年で使い切り、時計が動かなくなってしまします。(国内メーカーの時計では満充電1.5年というタイプもありますが、実際にどれだけ持っているか不明です。)
 
そのような状態になると、お客様が当店にお越しになり、
「止まってしまった」
「故障ですかね?」
「電池交換お願いします」←ソーラー時計と気付いていない
となります。
 
当店では時計を見ればソーラー式の時計かどうかの判別が直ぐできますので、日頃より光に充てて使っていたか、箱や引き出しに入れたままにしなかったかをお伺いした上で、「ソーラーなので光に充ててみてください」とお返ししております。
 
東北では9月になれば長袖を着てしまうので、夏場に充電出来ていても、12月になると充電不足で止まるお客様が多くなります。5月6月まで長袖を着ますから、毎日時計をしていても充電不良は起きやすい残念な地域です。
 
そのような時計が止まったときに、オススメの急速充電方法はLEDライトです。
太陽光(直射日光)では冬場にフル充電するまで1日2日かかるところ、LEDライトなら数時間です。30分も充てれば取り敢えず動き出します。
→LEDライトから放たれる光をまんべんなく文字盤に充ててください。
充電不足の状態では、充電不足を知らせるため針が2秒ステップで動く時計もあります。そんな時は、針が1秒ステップになるまでしっかり充電を続けてください。
 
針が正常に動いたら・・・
<1>ソーラー時計(電波機能が無い)の場合
①針式の時計なら、リューズを回して時間を合わせてOKです。
②デジタルの場合はボタンで合わせてください。
 
<2>ソーラー電波時計の場合
標準電波を受信するため、時計を強制受信モードにして、窓際に置き10分15分もすれば時計が自動的に合います。
しかし、それでも針が合わない場合、受信環境が良くないか、針の基準位置が狂っています。
受信環境が良くない場合は、標準電波送信所の方向に向けて置くなどして何度か試してください。
強制受信モード後に、針や日付が動いても違う日時を指している場合は、針の基準位置を時計の内部が忘れてしまっていますので、説明書を開いて合わせてください。時間のかかる面倒な作業なのでお手上げな方も多いです。
当店ではそんな方のために、フル充電&針基準位置合わせを行うサービスをしています。お預かり2日前後。1,500円~。他店で買われた時計でも致します。
→デジタルの場合は強制受信に成功すれば時刻が正確に合います。
 
万が一、充電しても動かない場合・・・
充電池の劣化による充電不良や、機械内部の故障が考えられます。
充電池交換・・・3,000円程度
機械内部故障・・・分解掃除もしくは部品交換のため時価
 
グタグタと書いて長文となりましたが、まとめていうと・・・
「充電を意識して使ってください!」
「月に一度は1日太陽光に充ててフル充電を!」
「充電しても正常に動かないなら故障です!」
 
ソーラーの腕時計が動かなくなった場合は、是非、参考にしてみてください。