月29日の都議会一般質問でこの度一番時間を割いて質問したのは、海洋資源開発についてでした。



南海トラフでの世界初のメタンハイドレート海洋産出実験に向けての採掘作業開始や、新しい海洋探査船「白嶺(はくれい)」の就航など、今年に入ってから海洋資源開発を巡る動きは加速しています。



日本は国土こそ小さいものの、排他的経済水域の広さでは世界6位の海洋大国です。その上、海底には日本の天然ガス消費量100年分にあたるメタンハイドレートやこれまで多くを輸入に頼ってきたレアメタルが大量に存在するといわれています。資源小国といわれてきた日本にとってこれらの活用は悲願ともいえます。



国ではこの海洋資源開発関連事業に対して来年度は予算を大幅に増額することを予定しています。47都道府県の中で実は最も広い海域を含んでいるのが東京都であり、沖ノ鳥島や南鳥島が防衛上の重要地点に当たることから、資源の開発作業をすすめ実効支配を強めることも大きな意味が有ると言えるでしょう。



都では今海洋資源開発に関する部署が無いのですが、今回は都としてできることを検討すべく体制を整えるべきではないかという具体的な提案についても言及しました。それについてはまた改めて書きます。