本番、
なんだけど、


はじめての通しをお客さんありでやる、

というプレビュー公演に行ってきました!



ゲネプロは観たことあるけど、

プレビュー公演というものははじめて。



あらすじを転載しますと、


東京オリンピックで銅メダルを獲得した円谷幸吉と、その4年後にメキシコオリンピックで銀メダルを獲得した君原健二、
この2人の事実に基づいたストーリー。

円谷さんは、メキシコオリンピックの開催年となった1968年(昭和43年)1月9日に、「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」という遺書を残し27歳で自ら命を絶たれました。
ライバルでもあり友人でもあった2人の物語です。




以下敬称略

◾️脚本・演出 谷 賢一
■出演: 宮崎秋人 木村了 中村まこと 高橋光臣 和田正人
■特別監修:原 晋(青山学院大学陸上競技部 長距離ブロック監督)
■陸上協力:青山学院大学 陸上競技部

公式ホームページ:http://hikari.westage.jp/



円谷幸吉さんの生涯はドキュメンタリーで語られることはありましたが、物語として描かれるのは本作が初めてとのことで、
同じホリプロ所属でいらっしゃる木村了さんは「最大の試練がきた!」と言っているほどに難解な役を演じる、と聞いて会場の紀伊國屋ホールに行ってきました。







お花も他にもたくさん!

大盛況のプレビュー公演でした。



ネタバレにならないように感想を書きますと、


まず幕が上がってすぐ、木村了さんの筋肉に釘付けでした(笑)


この舞台すごいのは、


はじまって15分くらいで泣けます!


一気にボルテージを上げて、


そのあと暗いシーンが多いはずなのに


笑える演出も多く。


これは、

俳優の皆さんの演技の力も大きいですし、


演出も見事。



シンプルな舞台装置に、

映像が映える映える!!




対照的な2人のランナーの光と闇を描いていて、


走るってこれだけ命がけで、

アスリートとはこういうものなのか、と震えました。


今日は終わった後に、

監督役のお2人、高橋光臣さんと和田正人さん、

そして監修の原監督のアフタートークがあって色々とお話をうかがえました。


その中で、

原監督が最初この話を舞台化すると聞いた時に、
そもそも陸上競技をドラマや舞台にすることの難しさについて語っていて、


その辺りのたくさんの課題をクリアしてこの舞台が出来上がったと思うとすごいことだなあと思いました。



2020年、東京オリンピックまであと少し。


来年大河ドラマで「いだてん」が放送されて、

まさしくオリンピックとマラソンについて描かれますが、


今そうやって注目されるオリンピックに向かう選手たちの裏の姿を描きたくさん考えさせられるこの舞台。

観に行ってよかったなと思いました。