宙組『白鷺の城』感想 | 宝塚に出戻った男のブログ

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出戻りのため気持ちは初心者。そんな30代入りたての男がなんとなく宝塚のことを綴ります。

昨日に引き続き、本日は『白鷺の城』の感想に参ります。
 

その前に、試しに前記事は意図的に外しておいたのですが
やはり書いておいた方が良さそうなのでお断りを入れさせていただきます。笑
 
この記事は私のただの感想文なので、お読みになって反論、批判等もあると思うのですが
それを投げかけられても「そうですか、私たちは価値観が合わないんですね」としか言えませんので
ただの一個人の感想として、どうぞお読みくださいませ。
 

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実は私、期待と不安半分でした。

なぜなら多くの方の記事やSNSを見るにつけ、前評判があまり良くなさそうだったことと
『クラシカルビジュー』『シトラスの風-Sunrise-』が正直、つまんなかったから。
(というかノリが古い?)

こんなショースターのいない体制で大丈夫なん?と
はっきり言って心配してました。

でもそんなことなかった。
撤回します、みんなきちんとショースターだった。
とにかく雅で煌びやかでした!!
 
 
まずね、予想はしていたけど真風は和装がとにかく似合う。
涼し気な顔立ちとすらりとした体躯で
桜吹雪の中で美女を従えて宴会なんて、これは絵巻の世界なのか?という表現力。

そしてたぬき顔の星風まどかが狐の役とのことで、
どんなもんかと思っていたら、メイクパワーできちんと化けられていました。笑
彼女は器用になんでもこなすから、舞台上の安定感が凄い。

今回はこの2人が転生を繰り返しながら場面が進んでいくという、
物語調のレビューなのは皆さんご存知の通り。
 

個人的に気に入ったのは中国の場面かな。
妲己扮する星風が真風を妖艶に誘惑するシーンなんて
よりエキゾチックな雰囲気が醸されて、とても見応えがありましたよー。
 

以下、箇条書きで気になったところを。
 

・物語調レビューなのに45分しかないからサクサク進みます。笑

・「もうちょっと見たかったな」くらいがちょうど良いのでしょうねきっと。

・狐ガールズ可愛い。よく見ると手がコンコン(狐)してます。

・愛月ひかる&松本悠里先生のシーンはひらすらホラー(褒め言葉)。

・散々言われていた例の天の声、知っていても初めて聞くと「ビクッ」とした。

「 お 待 ち 」とか完全に笑わせにきてますがな。

・武将・芹香の「ふっ・・・お前に守られるだけなんてゴメンだぜ」的な男なら誰でも滾るシーンはひたすら燃えます。

・からのチャンバラ。殺陣綺麗やわー。

・爆風を背景に星風まどが・爆誕☆的な登場シーンでまた笑わせにかかる宙組。

・空気を読まず星風を退治しちゃう桜木みなと。似合うなぁこういう役。

・前世までの因果を昇華し、次代で結ばれますように的展開・・・ホロリと泣ける…。

・突然の一世風靡セピア(ソイヤッ!!)

・どう収拾つけるのかな・・・と思ったらまさかの町娘?まさかのもんぺ?!
 
・二人手を繋いで「ニッコリ」って、えーっ!?二人が幸せならそれでいいけどえーっ!!??
 
・せめて大名の娘とか、もしくはお茶屋の看板娘とか、そういう見栄えの良いオチじゃダメだったの・・・?
 
 
ということで、オチ以外は普通に楽しめた日本物レビューでした。笑
まぁ「普通」の男女に戻ったってことにしたかったのか?
ということで一応は納得しているんですけど、どんなもんなんでしょ。
 
 
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ここまで書いていて気付いたのは、私が純粋に楽しめたのって
もしかしたら生粋のニワカファンだからかもしれません。

まず、和物レビュー初生観劇でしたので
とにかく目新しくてワクワクしたこと。

そして、SNSやブログにて多くの方が指摘している「和物としての所作が酷い」という感想。
私、ほとんど気にならず。

しいて言うなら、狐ガールズの中で
一人だけやけにしっとりしてる方がいるなぁと思ったら純矢ちとせ御大で
さすが所作のレベルが違うなーと思ったくらい?笑

まぁ、キチっと仕上げてきた宙組メンバー凄いなって思うし、
きちんとスターに合ったレビューを作った製作者側も流石やなって感じです。
 
 
そんなわけで、今回はレビューも演目もどちらも楽しめたので
もうちょいリピートしたいなぁと思う私なのでした。

次はキャスト別感想!!
 

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