『Rosebell の猫』 その8 | ほのぼの街のほんわか通りに、ふわっと風がふく

ほのぼの街のほんわか通りに、ふわっと風がふく

笑顔がにじみ出る(はずの)
「ゆるイラスト」とともに、
なんてことはない日常をつづったエッセイ

 

 子猫たちはキッチンを脱出、もう一階全体がちびっこギャングたちのテリトリーに。すみれさんはキャットタワーを導入して子猫パワーに対処。

 

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 家の中で無邪気に走り回る子猫たちと、トラップの中のリア、、、明暗を分けて、、、子猫たちを私に託したリアがかわいそうで仕方ない、すみれさんの心は沈みます。

 

 リアのエイズ、白血病等の検査結果は陰性。1才ぐらいで、もう授乳していないだろうということなので、最後の1匹の子猫ニシはあきらめるしかなさそう、、、

 

 Feral Cat(野生猫)で、飼い猫にするのは無理なようです。

 

 デイジーが連れて帰って来てくれ、トラップを開くと、リアは、猛烈な勢いで走り出て、タウンハウスの裏の方へ疾走して行きました。

 

 捕まえた時怪我をしたのかと思った出血は子宮からで、出産の際に、未発達胎児か胎盤が子宮に残ったままそれが腐りつつあり、すごい臭い匂いがしたそう。そのままにしておくと、もう2週間の命だったとのこと。そんな状態でいながら子猫達に授乳して守ってやって、ミラクルキャットよ、すごいわね、とデイジー。

 

 すみれさんたちが助けてあげず、リアが死んでしまっていたら、後に残された幼い子猫たちはどうなっていたのか、、、

 

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 そんな気丈な母であるリアが、まだ1才とは、、、リア自身がまだ子供。猫は16週から妊娠可能なのだとか。

 

 2週間の効果のある抗生物質を注射し、他の予防接種もして、できる処置は全て受けたようです。

 

 リアの耳に三角の小さな切り込みが入りました。野良猫の避妊済みの印だそうです。

 

(つづく)