しばらく更新できないでいました。5月の末ってスウェーデンでは学期末なので、毎年すごく忙しいんですよ。ただでさえ忙しい最中なのに、週末旅行へ行って来たんです。
これは娘からのプレゼントで、パリに三泊二日でした。ストックホルムからパリは、だいたい福岡から東京ぐらいの感覚でしょうか。三泊と言っても、最初の日は夜に出発する便なのでパリに居られるのは丸三日の予定でした。
プレゼントを貰うのは有難いけど、なんでわざわざこの忙しい最中に旅行なんかしなくちゃいけないのだろうと、正直あまり乗り気がしませんでした。
だいたいねー、ここからパリに行く人って多いので、航空運賃とホテル付きで格安パックってたくさん出ているんです。それを買って私に恩を着せて、で、滞在中の費用は全部出させようという娘の魂胆も見えるので、なんだかな〜
そんなことを思いながら、でもキャンセルすると全額返ってこないと娘がいうので、仕方なく行くことにしました。私にとっては26年ぶりのパリ。その時もあまり楽しい思い出はなくて、今回もどうなることか・・・ と思ったら!
ストックホルム郊外にあるアーランダ国際空港に着いたとたん、さっそく思いがけないことが!
なんと予約した飛行機に私たちの席はないと言われてしまった 昔は空港に行ってからいちいち搭乗手続きをしていたけれど、今は搭乗の18時間前からネットで席を予約するようになっているんですよね。それを娘はしていなかったらしいんです。娘に言わせれば、いつも航空会社から搭乗予約するようにメールをもらうのに、今回はもらわなかったから空港に行ってからでいいんだと思っていたらしいのです。
だいたい航空会社って、キャンセルする人がいることを見越して席の数以上に予約を入れているものなのだそうです。この便は既に予約は満席。
私たちはキャンセル待ちとなり、直前にパリに行けなくなった乗客が出ることを期待して、一応出国ゲートまで行きました。
ゲートは人で溢れかえっていて、これはかなり難しいだろうな・・・ と思ったらやっぱりその通り、最終的に空席は一つしか出なかった模様。 私たちは別々になることはできないので、二人共翌朝一番の便に乗ることになってしまいました。
私たちを置いてけぼりにするエールフランス機 ↓
この便に乗ってもパリに着くのは夜10時過ぎ、そして朝一の便に乗ったら朝の9時。大した違いはないみたいだから、まあいいか ・・・
いくら搭乗手続きが一番遅かったとはいえ、私たちはちゃんと飛行機の予約はしていました。
こういう場合は航空会社が宿泊ホテルと夕食・朝食の手配をしてくれます。私たちは空港内にあるラジソン・ブルー・アーランダホテルに泊まることになりました。パリでは、後にも書きますが、超安宿しか予約していなかったので、突然ちゃんとしたホテルに泊まれることになって私たちはむしろ喜びました。
おまけに、オーバーブッキングなど航空会社の都合で乗客が便を変わる場合は、だいたい一人1万円ぐらいの補償金ももらえるんですよ。ここまで来てしまえば特に急がない暇人の私たち親子は、食事付きで素敵なホテルに泊まれた上に、一万円づつ副収入を得られて、逆にラッキーだったかも。
ヨーロッパ内を飛行機で移動するときに、こんなオーバーブッキングってよくあります。搭乗ゲートで「別便に乗ってもいい人はいませんか」とアナウンスされるので、もし急ぎの用事がなく、到着をしばらく遅らせても構わないのなら立候補してはどうでしょう。ちょっとしたお小遣いになりますよ
(続く)