色々なジャンルとテーマの本を読むように心がけている私。

最近読んで面白かったのは:

 

カネはやっぱり、アンティーク・コインにぶちこめ!: コイン長者になるための33の法則 カネはやっぱり、アンティーク・コインにぶちこめ!: コイン長者になるための33の法則

 

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投資というとやはり株や不動産が王道だが、作家でアンティーク・コイン収集の第一人者でもある著者は、コイン、特にアンティーク・コインを薦めている。

どうしてコインが投資として優れているのか? の説明から、

集める時、そして売る時の注意。

その道は極めようと思えば、とても深く長いものだろうが、この本ではその入門の入り口を教えてくれる。

入り口、と書いたのは、この本を読んだだけではだめで、とにかく一枚でも買ってみないと何も始まらないと思うからだ。

 

私と同年代の人なら、子供時代に切手収集を趣味にしていた人も多いだろう。

しかし、今や切手収集はメジャーな趣味ではとっくの昔になくなったどころか、切手そのものの存在さえ危うくなっている。

それを言うなら、コインだってそうだ。少し前にもここで書いたが、ストックホルムでは最近、カードでしか支払いできないレストランや店が増えている。現金が世の中から消えつつあるのだ。

 

しかし、著者の加治さんは「だからこそ、コインには希少性があり、アンティークなものの値段が下がることはありえない」と断言する。

 

そうかもしれないけど、これはか〜なり難しそうだな・・・どれが価値があるとか、偽物はないかとか、相当勉強しないとわかりそうにない。

 

ちなみに、21世紀には超レトロな趣味となった切手収集だが、どっこいやっている人はやっているのだ。友人の旦那さん(スウェーデン人)は、ドイツを始めとするヨーロッパの切手を中心に収集している。掘り出し物がありそうなら、世界のどこにでも飛んで行く。(コインでもそうらしいが、目に見えないほどのちょっとの傷とかで値段がどーーーーんと変わってくるので、切手はネットのみでの売買は御法度だそうだ。絶対現物を見なければ。)

切手にしろ、コインにしろ、一枚で何千円から、すごいのになると何億円というものもある。それらが希少価値のために、価格は常にじりじりと上がり続けている。すごいわ。本当に収集が好きな人なら、やってみてはどうかな。

 

でも、私は収集って苦手、ちょっと無理そう。収集癖のある人って、たいてい男性なのね。収集癖の遺伝子は、Yの上にあるのか? 

ともかく、興味深い内容がコミカルなタッチで書かれた、面白い本でした。コイン収集に、やったことないけどどこか惹かれるという方にはオススメです。

 

ヒマワリ

 

夏真っ盛りのスウェーデン。

この写真では見えませんが、湖で泳ぐ人たちがいた、この時すでに午後6時。