仕事納めでした | 甲状腺眼症めっ!発症から闘病、克服までの記録

甲状腺眼症めっ!発症から闘病、克服までの記録

甲状腺眼症を患ってる方と情報を共有したい、また、書く事により自分の気持ちも整理出来るかな?と思い綴って参りました。眼球突出、瞼の腫れ、複視、白内障などなど。色々な事を経験してしまった私の記録です。
少しでも闘病なさっている方のお力になれたら・・と思います。

やっと仕事納めでした。


先月、11月が割とユックリだったんです。

仕事がね。

なぜか暇。

コロナも落ち着いていた時期だったのに、暇。


今まで外に出られなかったから、みんな遊びに行っちゃったのかな?


なんてスタッフ達と話ししてました。


でも、12月に入ったら途端に忙しくなって。


例年その傾向は有るんです。


お正月は美味しく食べたいからしっかり治す。


その考えはよく分かるんですけどね。



でも、今年の12月は違う、例年とは本当に違う患者さんの流れでした。


入れ歯が割れる人続出。

歯が折れる人続出。

歯茎が腫れる人続出。

とにかく痛い!人続出。


毎日電話が鳴り止まず。


痛い!


と言っている人を予約じゃないから診れません


とは絶対に言えないのです。


入れ歯も 腫れも 折れたのも 同様です。


もう、パニックですよ、そうなると。


本当にメチャクチャになります。


治療の器具の滅菌も間に合わなくなったり。

会計でお待たせしたり。

待合室は座れない人が出たり。


何故、患者さんはギリギリになって来るのか。

そうなる前に前兆って絶対に有ったと思う。



こんなになる前に何か前兆有りましたよね?


と聞いても患者さんは



えへへ


と苦笑い。


こちらも笑うしか無く。


そして皆さん同じワードを発します。


マスクが有るから隠せちゃう


と。


そうなんですよ、マスク。

マスクで口元が隠せちゃうから前歯が欠けても気にならない。

痛くなければマスクで何とかなっちゃう。


マスク生活も考えもんです。



そんなこんなで本当に毎日が戦争さながらな日々でした。


あるタイミングで、先生が言葉を発するんです。


次の患者まだ入れないで


と。



終わった患者をとにかく診療室から出す。


診療室の中はスタッフのみに。


そして先生



落ち着け、ここで一度リセットだ。

落ち着いて行こう。

深呼吸して。

いいか?

患者入れるぞ。



こんな事が数回有りました。


普段は私達衛生士から


先生、あっちの患者さん先にやって下さい!


とか、


ここの患者さんは私が変わるのであっちに行って下さい!


とか言われて大人しく従ってる先生なのに


おー、流石は先生だわ。


って見直しちゃったり(笑)



そんな毎日を過ごしやっと今日の仕事納めとなりました。


今日も待合室には患者さんの他に年末の挨拶に来た業者さんも数人待ってました。


患者さんをとにかく出す。

業者さんを一人一人入れて順番に挨拶。

皆んなで深呼吸して患者さんを入れる。


もうフラフラ。


でも、終わり。



こんなに忙しいのに来年は1人退職するんですよ。

25歳の衛生士が。

結婚を前提にした同棲なんですって。

通えないの?

池袋に新居を構えるんですって。

通えないよね。


この業界、なかなか人が集まらないんです。

あー、困った。


仕事も大変になるけど、

私の手術も出来ないじゃん。

今迄みたいに、抜けさせて貰うなんて難しくなる。

でも、おめでたい事だし。



さっ、気持ち切り替えおせち料理の準備に入りますか。