公式で発表がありましたとおり、
2018-19シーズンの選手契約満了をもって
ヴォレアス北海道を退団することと

致しました。




トライアウトの時の取材で、
「自分がもう無理だな、と

思うところまでやってみたい」
と話した記憶がありますが、
その時が来たと判断しました。






約2年間という決して長い期間では

ありませんでしたが、
北海道バレー界の新しい歴史に

関わることができたこと、
バレーボールの選手として戦う、
という感覚を再度持ち日々を過ごせたこと、
色々な場所に行って、

色々な人と会ったり再会できたこと、

 

 

 


今シーズンでは、

優勝の瞬間にコートに立つこともでき、




ヴォレアス北海道の一員となったことで、
とても貴重な経験ができました。

 

 




このような経験ができたのも、
サポーターの皆さんを始め、

周囲の方々の支え・理解が

あったからこそです。




心から感謝しています。







13歳の中学校入学と同時に部活動で

バレーボールを始め、
現在43歳。



過ぎ去ってしまえば

すぐにも感じられますけれども、
この間、色々なことがありました。




それらに順位をつけることなど

到底できませんが、
自分の人生に大きな影響を及ぼしたという

観点で言うと、
大学を卒業し、最初に所属したチーム、
富士フイルムプラネッツの休部を

外すことはできません。



クソガキだった自分を、
大きく成長させてくれた

チーム・会社でした。



26歳の頃の話です。

 

 


 

黒鷲旗後のオフ明けに

ミーティングルームに集められて

それを告げられましたが、

あのときの光景は忘れることが

できません。




こうなる前に

もっと色々出来たかもしれない、

そういう後悔の念がとても

強かったです。


数多くの先輩が繋げてくれた歴史を

自分たちで途切れさせてしまったこと、
とても無念でした。




何より、




「次の試合で最後だよ」と



支えてくれた方々に伝えることも

できなかったことが
ずっと心に引っかかっていて、



自分は秀でた技術や実績を

持つ選手ではないけれども、
長く続けることで、

何かお返しすることはできないだろうかと
考えながら今までやってきたところも

あります。


 



その後所属した
東京ヴェルディバレーボールチームや、
北海道クラブ、
そしてヴォレアス北海道で

全国に試合に行く中で
当時のファンの方々に

お会いすることもありました。

 


続けていてくれて嬉しい、

というような内容の言葉を

頂く度に、嬉しかったですし、

励みになりました。



昨シーズン、

東京ヴェルディと戦った際には
ヴェルディサポーターの方から

コールをいただき
胸が熱くなったりもしました。

 


当時の試合の様子や
FC東京との「東京ダービー」の

雰囲気を思い出し、
とても懐かしい気持ちにもなりました。

 

 



そういうこともあった上で
ヴォレアスサポーターからの

熱い応援も色々なところ、

いろいろな形で頂戴し、



しんどい時も、

 

「よし、もうちょっと頑張ろう」

 

と思え、




その繰り返し繰り返しで
ここまでプレーすることができました。





そしてまた、


「次で最後だよ」


と伝えることができないまま

去ってしまうことになり、
申し訳なさを感じております。




どうかお許しください。
 




【選手・スタッフのみんなへ】



選手として、今後みんなと

勝利の喜びを分かち合うことが

できなくなることに寂しさはありますが、
それ以上に一緒にプレーできた喜びが

今は大きいです。

 

 


一人年齢が飛び抜けていて、
色々と気を使わせる場面も

多かったと思います。





出会った頃は高校生とか

中学生だったみんなが、
たくましくなった姿を近くで

見ることができたり、
普通に生活していたら

到底出会えなかったであろう選手と
プレーすることができ、
続けることで拓ける・繋がる未来も

あるな、と実感できました。

 

 



共に戦えたことを誇りに思います。

 



チャレンジしながら、足元も固めて、
常識に寄り添いながらも常識を疑い、
誰から見てもかっこいいチーム・選手に

なってください。

 

 



一サポーターとして、

ずっとヴォレアス北海道を応援します。




【サポーターの皆さんへ】


皆さんの励まし、

サポートがあったからこそ、
自分はここまで

プレーすることができました。



人間は一人では何もできないとは

よく聞く言葉ですが、
この2年でより身に染みています。



選手からは離れますが、
自分はこれからもバレーボールに

何かしらの形で関わりながら
生きていくつもりです。


 


その過程で、
皆さんとはまた道が交わることも

あるかと思います。

 

 


その際は、一緒に昔話に花を咲かせたり、
未来に期待した話が出来ればいいですね。
楽しみにしています。



ただ、ヴォレアスはまだまだ続きます。
むしろ始まったばかりです。
来季のV2、そしてその上のV1で

戦うためには、苦しい場面も

これまで以上に出てくることが予想されます。
色々な場面で、皆さんのサポートが必要です。




どうか変わらず新しいチーム、

新しいメンバーを

支えていただければと思います。
よろしくお願いいたします。





最後になりますが、




ここまでバレーボールを続けさせてくれた
全ての方々に改めて感謝申し上げます。



今はコートを去った数多くの仲間、


泣き笑い後悔安堵緊張不安などの

感情との向き合いと対処、


一瞬の輝きのために費やされる

日常の積み重ねの価値、


上川地方の素晴らしさなどなど、






体育館燃えて無くなってないかなと

毎日思っていた時期もあったけれど




バレーボールは自分に

本当に多くのことを教え、

与えてくれました。




マジで、楽しかった。

楽しすぎてちょっと

長くやり過ぎたかな…



今後しばらくは

大学生とどこまでやれるか

挑戦していきたいと思います。




いつかヴォレアスをやっつけることを

目標にします!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


みんな、あとは頼んだ。

エド、約束は果たしてよ。

 


いままで

本当にありがとうございました!



2019年4月25日

ヴォレアス北海道 #18

倉内 哲