今年も暑い夏がやってきた。
午後3時18分。
車から下りて空を見上げてみる。
雲はあるが夏の空。気温も高い。
8月の第1土曜日といえば、雨が降る日が極めて少ないという。
過去を結構遡っても雨はわずか1日だけ。
47年分のその日の天候が記録されているかどうかはわからないが、調べてみたい気もする。
そのくらいその日は降ったという話を聞かない。
そして今日の空も。
こんなに天気が気になるのは、
全国でも珍しい、高校の大同窓会が母校の運動場で行われるから。
90代の大先輩から卒業したばかりの18才まで、毎年1000数百人の参加者で運動場を埋め尽くす様子は、眺めも壮観、まさに夏の夜の祭りと言うに相応しいものである。
そう。
今日、2020年8月1日(土)は
鞍手高校の同窓会『鞍陵会』の総会・大同窓会、
〜 TSUNAGU 〜
が開催される日だった。
本来なら。。。
…っち、
出だしからなんカッコつけちょん

『そう。』やないんちゃ

笑
いや、でもね、
真面目に書きたくなるほど、当番幹事の活動が始まった頃には考えもしなかったまさかの状況で。
本来は、1日1日と近付くにつれ、作業の進捗状況や、担当ごとの活動、最終的な天候の心配、そうゆうことに頭と体がフル回転状態だった、、、はず。
ところが。
2020年4月。
世界中のコロナ禍で苦しい決断を迫られます。
私たち当番幹事の44回生が生まれた1973年に、第1回鞍陵祭が鞍手高校運動場で開催され、
それから1度も途切れることなく48回目の今年。
コロナウイルス感染拡大という未曾有の出来事に、
今後の先の見えない社会状況の中、
直前の準備期間も満足に動けず、
もちろん1000数百人が集まり飲食を共にする当日も感染拡大の危険性があり、
会場となる鞍手高校にも現役生にも迷惑をかけてしまう可能性も充分にあり得る…
ということで、
鞍陵会役員の方とも話し合い、
『中止』…の決断をしました。
大変な行事だけど、44回生の皆さんはまたみんなで会えることを楽しみ!にしてた人もいたでしょうし、実行委員のみんなも色んな思いもあったでしょう。その中でも吉野実行委員長は特に思い悩んだと思います。
本当に難しい決断でしたが、今の状況を考えると間違ってなかったと言えると思います。
その後、中止決定後の話し合いや作業を経て、8月1日当日を迎えることになります。
当日は、午後3:30鞍陵会館集合。
鞍陵祭が中止になったことを知らずに来られた方への対応のために、手分けして各ポイントに立つことにしました。
そうして今年もまた、よく晴れた、とても暑い2020年8月1日を迎えたのです。
(長くなりましたがこうゆう流れで当日を迎えました)
午後3時30分。
鞍手高校は部活生の声がちらほら聞こえるものの、静かなゆっくりした時間が流れてました



〜 つづく〜
