シアバター入りクリームでは、精油を加えるのがおすすめです。

 

なぜかというと、アロマ気分がさらに高まるからです。

 

精油ならではの美容効果・ヒーリング効果も得られますよね。

 

60mlのシアバタークリームをつくるのに、シアバターは10g、精油は6滴~12滴ほど。

 

濃度としては、0.5~1%程度です。

 

好みの精油を加えて構いませんが、今回はローズウォーターを使うので、ローズ系のもので揃えると統一感が出るのではないかと思います! 

 

 

そこで、おすすめのブレンドとしては、

 

★ローズ2滴

★ローズウッド2滴

★ローズゼラニウム2滴 

 

という組み合わせはいかがでしょうか。これで0.5%の濃度になります。

 

でも、もっと濃い濃度にしたいときには、少し増やしても大丈夫。

 

最大12滴までくわえられます。

 

12滴加えると、1%になります。

 

濃度を変えることで、香りの相性や効能も変化します。

自分だけのオリジナルブレンドでクリームがつくれます! 

 

せっかく使うのだから、これらの精油について、ご紹介したいと思います。 

 

 

★ローズ(学名 Rosa damascena) 

 

ローズのリッチな香りは「女王の香り」とも例えられます。

 

またローズは、女性のいろいろなお悩みに効果を発揮してくれます。

 

たとえば、ローズの香りは子宮の健康を保ってくれると言われています。

 

また、毛細血管を強化する働きがあり、マッサージのときに使うと、血行促進効果が高まります。

 

ローズはあらゆる肌タイプに合います。

 

ローズは漢方薬です。

 

肝臓のはたらきを高める効果、美肌効果があります。

 

香りが強い精油なので、少量をブレンドするのがのぞましいです。 

 

ホルモン様作用のある物質ではないと言われますが、妊娠4か月までの方は使用を控えるようにしましょう。

 

 

★ローズウッド(学名 Anibas rosaeodora)

 

クスノキ科の大木の木部から抽出された精油です。

 

バラのような香りがするため、この名前がつけられています。

 

特別な香りがするからと、昔から彫刻の材料に使われてきました。

 

ローズウッドはアマゾンに生息します。

 

ローズウッドは頭痛やのどの痛み、感染症予防に役立つと言われています。

 

心を穏やかにしてくれるはたらきがあるとも言われています。

 

ローズのようなリッチな香りですが、鼻がスッとするようなさわやかな香りでもあります。

 

 

★ローズゼラニウム(学名 Pelargonium graveolens roseum)

 

 

ゼラニウムの中でも、バラのような甘くさわやかな香りがします。

 

肌にとてもやさしい精油です。昔から乾燥性湿疹の治療のために利用されてきました。

 

フェイシャルケアにローズゼラニウムを使うと良い働きをもたらします。

 

瘢痕形成作用があります。

 

皮膚に傷があるばあい、ローズゼラニウムを使うと、傷を治癒してくれるといわれます。

 

ダメージを受けた乾燥肌のケアには最適の精油かもしれませんね。

 

ただ、ローズゼラニウムはホルモン様作用があります。

 

妊娠4か月までの方や、卵巣がんや乳がんなど、ホルモン依存型のがん患者の使用は、控えるべきです。

 

ただ使用の頻度にもよるので、使用する前に主治医に相談してみると良いでしょう。