今日は、私の54歳の誕生日。
昨日、ご縁があってエステの体験に行ってみました。
大きな鏡の前には、
54年間、ほぼ放置してきた私の顔。
たるんだ顔をまじまじと見ながら、
「老けたなぁー」
と思っていたら、
サロンのオーナーのあいさんは私とほぼ同年代と聞いて、驚きました!
肌はみずみずしく透き通っていて、
まるで薄いシルクのベールをまとっているようだった。
帰りに、あいさんおすすめの固形石鹸と美容液を買って、
誕生日の朝から
さっそく使ってみました。
固形石鹸を専用のネットで
シャカシャカ、シャカシャカ。
だんだん泡が立ってくる。
プチプチ。
シャカシャカ。
その音がなんとも言えず心地よくて、
それだけで気持ちが上がる。
久しぶりに、
こんなに丁寧に顔を洗った。
そして美容液も、
ゆっくり、ゆっくり肌になじませる。
丁寧に。
丁寧に。
鏡の中の自分を見ながら、
「ごめんね。
これまで見て見ぬふりしてきて」とつぶやき、
いや!でも、やっと今、
自分の肌と向き合える余裕ができたということなのかもしれない。
これまで、ずっと走ってきたもんねー。
子育ても、仕事も、暮らしも。
その時、その時を一生懸命やってきた。
自分の顔をゆっくり眺めたり、
自分のために時間を使ったりする余裕なんて、
あまりなかったのかもしれない。
今日から何がに見始めたドラマ、
『幸せは食べて寝て待て』で
加賀まりこさん演じる鈴さんの言葉が心に残りました。
「これまでの自分と比べず、
毎日新しい自分だと思うのはどうかしら?」
そして、
「果報は寝て待て。って言うでしょう。
いつか運が巡ってくる時の為に
少しでも元気になっていないとね。」
その言葉を聞いて、
なんだか今の自分に言われているような気がしました。
若かった頃の肌と、
今の肌を比べなくてもいい。
30代の私と、
40代の私と、
54歳の私を比べなくてもいい。
毎朝起きたら、
今日の私は新しい私。
そう考えたら、
年を重ねることも少し楽しみになる。
太陽が昇って、
また沈む。
月が満ちて、
欠けて、
また満ちていく。
季節が巡るように、
私たちの身体も心も変わっていく。
ずっと元気でいられるわけでもないし、
ずっと走り続けられるわけでもない。
自然には、
芽吹くときもあれば、
実るときも、
休むときもある。
人間だって同じなんじゃないかな。
自然と調和する暮らし。
太陽と月と地球とわたし。
自然のリズムの中に、
自分の暮らしも戻していく。
食べる。
寝る。
働く。
休む。
笑う。
そして、ときどき立ち止まる。
この顔は、
54年間生きてきた私そのもの。
だから今日は鏡の中の自分に、
「お疲れ、私。」
そして、
「これからもよろしく、私。」
と言ってあわあわ洗顔をしました。
54歳。
今日から突然、
別の誰かになるわけじゃない。
今まで一生懸命走ってきた私をちゃんと労って、
これからの私を、もう少し大切にしながら毎日、新しい私に出会っていく。
54歳の誕生日。
やっと自分と向き合える時間が、
始まった。

