続・オレンジのボンボン | くら☆けん的ブログな毎日

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広島を中心に活動するミュージシャン"くらけん"こと、『くらはしけんじ』のBlogです! ごっゆくりご覧くださいませ☆

前回の記事からのつづき。




異様な空気を放つおばちゃんが脳裏から離れぬまま、


その日は眠りについたわし。



一日空いて日曜日、昼から友人達とご飯を食べに行き


時間があったので大型ショッピングセンターをブラブラすることに。



閉店時間間際の食料品売り場を歩いていると、


見覚えのあるおばちゃんが


売り場に設置してある電子レンジで


どこからか持ってきたであろうペットボトルのお茶を


延々とチンしていたのです。



その姿は紛れもなく、金曜の夜に見たおばちゃんでした。



これは推測なのですが、あのペットボトルに入ってるお茶は、


あの定食屋さんから詰めて帰ってきたものではなかろうかと。


ま、これはあくまで推測。



ただの偶然なのか、はたまた運命なのか。


この数奇な再会に背筋はゾゾっとするばかり。



まぁ、この時点ではちょっとビックリしたねー程度の話になり帰宅。




その夜。



久しぶりのウォーキングに出かけることにしたわしは


普段の道のりを黙々と歩いていく。



平和公園を越えたあたりの橋の上で


わしはなぜか立ち止まり川をボーっと眺めていた。



ただ、何かに吸い寄せられるように。



どれくらいの時間そこで川を眺めていただろう


まだまだ夜中は寒いものの、うっすらとかいていた汗もひき


少しひんやりとした感覚が全身を襲う



そうだ、もう帰ろう



そんな当たり前のことを思ったわしの足は


なぜか家路とは逆方向へ進んでいた。



歩いてきた道を少し戻り、


平和公園の中を通過し


空を見上げる。



そして先ほどの橋の一本北に位置する橋を渡ろうとする



時刻は深夜2時前。


もう人も車もほとんど通っていない静かな道。


耳にはめたイヤフォンから流れる音楽も


もはや聴こえているのかもわからないほど


あたりの静けさが肌に伝わってくる



家に着いたらまず暖かいシャワーを浴びよう



そんなことを考えていた



次の瞬間!!





・・・つづく。