本日は、松原靖樹さんのコラム
幸せ系の仕事術から優しさ資質の「厳しさ」についてお届けいたします。
幸せ系の仕事術シリーズ「優しさ資質について」
<前回までのお話>
①優しさ資質について
②思いやり
③感謝
④許し
「厳しさの」優しさ資質は、
「優しい」の反対の「厳しい」ということではありません。
心に優しい気持ちを持っているからこそ、
涙を呑んで人に「厳しさ」をもって当たることができるということです。
単純に厳しくて怖いのではなく、
相手が相手らしい自分を否定したり、
打ち捨てたりすることに対してたとえ嫌われたり、
憎まれたりしても勇気を持って真の相手を想い、
指摘したり一歩を踏み出すことができる人のことです。
決して自分の思い通りに厳しくする人のことではありません。
「許し」が相手が間違っていても認め、
受け入れ、愛するのに対して、
「厳しさ」は相手が自分を大切にしていない場合や、
自分で自分を裏切っているときに
それを決して認めず、受け入れず、愛さないということです。
「許し」と「厳しさ」のどちらが正しいか?ではなく、
自分がどのようなときに「厳しさ」の優しさ資質を持ち、
心から湧いてくるのか?ということです。
たとえば、自分の子供に対して
普段はあまり興味を注がず無関心であったとしても、
その子が自分の未来を真剣に考えるときだけは、
その子自身の強みを生かすかどうか
「厳しさ」がふつふつと湧いてくるということがあります。
方や、
未来のことはどのみち変化するのだからアバウトでもいいけれども、
普段の生活で必要な、ものの考え方や行動の選択の仕方に
「厳しさ」が湧いてくる人がいます。
これもやはりどちらが正しいか?ではなく、
自分らしい厳しさのありかを探るということです。
素で純粋に「厳しさ」を発揮できること。
生かせることは何だろう?と振り返ってみることです。
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幸せ系の仕事術シリーズ「幸せ系のお仕事について」
幸せ系って何?という方はこちらをご覧ください。