毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【欠点を改善すれば人生はどんどん良くなる

~人生の空気抵抗を低減させる~】

 

 

わたしは若い頃、大型ダンプの運転手をしていたこともあり、大型のトラックやダンプに関心があります。
最近のトラックを見ていてふと思ったことがあります。

 

それは構造上のことなのですが、近代のトラックは従来の欠点を改善して、より良い性能を持ち備えたことです。

 

このことに気づいた時、人の人生も同じだと思えたのです……。

 

 

最近のトラックのキャビン(運転席)の上にエアデフレクターが備え付けられています。

エアデフレクターとは、箱状になっている荷台の空気抵抗を低減し、燃費を向上させるためにあります。


 


(いずれの画像も、ISUZUトラック大図鑑より)

 

欠点を補うことにより、より快適に走り、しかも燃費まで良くするのです。
素晴らしいことですね。

 

わたしは人の人生も同じだと思います。
良いところを伸ばし、
悪いところを改善する、
すると、ダブルの作用になるのです。

 

人生の足を引っ張る悪いところ(マイナスな要素)には、こんなことがあります。
 性格、気質(短気、剛情、自分本位、マイナス思考、小心など)…
 執着(過去の出来事に捉われる)…

 
自分のマイナス点である、劣っているところ、不足していることを補うのです。
マイナスを0にすることで、どれだけの空気抵抗を低減することができるでしょうか。

 

わたしは人生の空気抵抗こそ、人生で燃費(人生を良い方向に進める)を悪くするものだと思っています。

 

わたしのところによくある相談の中で、こんなことがあります。

それは、
「過去の執着」
に関することです。

 

執着とは、
ある物事に心が強く引かれること。
心が囚われること。
思いきれないこと。

 

ようするに、過去の出来事や思い出に引きずられて生きることです。

 

過去の嫌なこと、ショッキングなことに遭遇したことを思い出し、何度もその思いにかられてしまうことです。
 人に言われたことで心が傷ついた…
 失敗を悔やみつづける…
 嫌な出来事を忘れることができない…
 人への怨み…

というように心が強く引かれ、心が囚われることです。

 

わたしもこのような執着は幾つも持っていました。
しかし、ある時に気づくのです。
これこそが人生の空気抵抗だったことを……。

 

人生が思った方向になかなか進めない!

その原因は、

「自らが足を引っ張ってしまうことを知らず知らずにしていた」

ということがあります。

 

それが自分の

 性格…

 悪い癖…

 足りないもの…

という欠点です。
これらを改善すれば、スムーズに行けるのに、それがなかなかできないのです。

 

わたしはこのことに気づき、自分の欠点を改善することで、人生が徐々に好転して行ったのです。

 

 

その一つに「過去の執着」があります。
人生では人からの言葉や行為で、

 心が傷つけられた…

 怒りが収まらないほどの事をされた…

そんなこがあります。

 

そのことがいつまでも心に残り、相手を許すことができないものです。
そしていつの日かその思いが執着となり、ずっと引きずってしまうのです。

 

しかし、許すことができなければ、いつまでも相手を怨んだり、憎んだりしてしまうことになり、思い出す度に嫌な気分になってしまいます。

とても残念ですが、思い出すたびに今という時間を不快な時間にしてしまっていたのです。

過去はどうすることもできない、通り過ぎたことなのですが……。

 

そんな過去の執着を克服した人がいます。

人生のチャレンジや精神や愛の奇跡を力強く説く、南カリフォルニア大学の教授 レオ・バスカリアの著書「愛すること愛されること」に、すばらしい前向きな考えで、過去の執着から脱した人が紹介されています。

 

「フロリダに住むある女性は、レイプされたあげく、頭をピストルで撃たれ、瀕死の重傷を負った。奇跡的に命はとりとめたものの、頭に受けた傷のせいで失明してしまった。テレビに出演した彼女に、司会者はいった。『さぞ、おつらいでしょう。心の傷は一生消えることはないでしょうね』 ところが、それに対して彼女はこう反論したのだ。『とんでもありません。たしかにあの男は、あの晩、私をひどい目にあわせました。でもこれ以上、一秒たりとも、あの男のために無駄にするつもりはありません』

 

 

この女性は、過去の執着がどれほど自分にとってマイナスかに気づき、過去を引きずって今を生きるよりも過去を振り切り、未来を開くために生きる道を選びました。

今の時間を一秒たりとも無駄にしないために……。

 

冒頭で空気抵抗のお話しをしましたが、人生の空気抵抗に気づくと、それを改善しようとします。
改善すれば、空気抵抗はなくなり、生きやすくなります。

過去の執着は、まさしく人生の空気抵抗です。

だから今のわたしは、過去に捉われず、過去を学びに替え、未来のために生きることにしたのです。


過去の執着は自分が思っている以上、人生の負担になっています。
人生は長くても80年間くらいしか生きられないのです。
気づかなければ執着という空気抵抗を受けながら生きなければなりません。
せっかくの人生です!
空気抵抗を低減させ、空気抵抗に使われるエネルギーを他に活用しようではありませんか。