毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【力を合わせる源~家族や企業のために~】

 

 

わたしは常々思っていることの一つにこんな事があります。

「一人の力は、たとえ小さくとも、人同士が力を合わさることにより大きな事、偉大な事ができる!」

 

しかし、わたしの経験では、人同士が力を合わせることは、そう簡単ではありません。

人同士が力を合わせるために必要な事があるからです……。

 

 

家族や組織を導き運営するために、大切な事の一つに、
「皆がベクトルを合わせる」
があります。

 

ベクトルとは、
志向性・方向性・視点や観点などを意味します。

 

家族や組織で皆が力を合わせるためには、
何に価値を置き、どの方向に進むことがベストなのか、
ということを示し、それに皆が向かうことが大切です。


 

簡単に言えば、「思いを一つにする」ということです。

 

会社であれば、会社の経営理念や方針に社員が沿うことです。
家庭で言えば、親の方針や家訓に沿うことです。

 

 うちの会社は、何を大切にして、何をするか…

 うちの家では、何を大切にして、何をしてはいけないか…

 

この思いが一つになることによって力が発揮されることでしょう。
例えば、それが、童話の『桃太郎の話』です。

 

キジ、サル、イヌが桃太郎の方針に従い、それぞれが持つ力を一つに方向に向けました。
その力は大きな力となり、鬼を退治することができました。
まさしくベクトルが成しえた技だと言えるでしょう。

 

わたしは、いくら優秀な人でもベクトルを合わせられない人より、さほど優秀でなくてもベクトルを合わせてくれる人と仕事をしたいと思っています。

 

松下幸之助さんはこのように言っています。

 

ある時、あまり仕事のうまくいっていなかった幹部が、「もう少し優秀な部下がいたらと思うのです」と愚痴をもらした。
それを耳にした幸之助は、とたんに姿勢を正し、「きみ、その考え方は間違っている」と言った。
「優秀な人間がいたらと言ったけれども、事業は優秀な人間ばかりでできるものやないんや。
優秀な人間を集めたからといって、優秀な会社になるとは限らん。
だれしもが少しでもいい仕事をして、会社に喜んでもらい、自分も喜びたい、世間の役にも立ちたいと思って会社に来ているはずや。

大事なのは、その人たちが示された方針にきちんと守ってやってくれるかどうかであって、優秀かどうかではない。
肝心なのは、その人たちに対して、はっきりと方針を会社の目標を示して、やり方を明示することなんや。肝心なのはきみだよ」

 

 

この話では二つ学ぶことがありました。
 一つは優秀な人よりも方針を守ってくれる人…
 一つは、トップが方針をはっきり示すことの大切さ…

 

人を動かす、導く、そして力を合わせるにはこのことをしっかりと把握したいものです。
「ベクトルの力を知る」
「ベクトルを合わせるためにしっかりとした方針を持つ」

 

一人の力はたとえ小さくても、力が合わさるごとに大きな力になっていきます。
皆で何かに取り組んでいて、なかなかうまく行かない、実績が上がらない、
そんなことがあったとしたら、もしかして、
 ベクトルが合っていない…
 ベクトルを合わせる方針が示されていない…

のかもしれません。

 

今、皆さんは、誰かと力を合わせて何かをしようと思っていますか?

もしそうであれば、皆のベクトルを確認してみてはいかがでしょう。