毎日積み重ねる『自分づくりの授業』
本日のテーマ

【苦労を先に経験することの大切さ】

 

 

人生の中では、苦もあれば、楽もあります。
苦労すること、楽をすることは対照的なことですが、どちらも交互に訪れるようで、苦も長くつづかない、楽も長くつづかないといわれます。

 

人生は人それぞれで、「先に楽をして後に苦労する人生」と「先に苦労して後に楽をする人生」があるようです。

 

本日は、「苦労を先に経験することの大切さ」というお話です……。

 

 

昔より、苦の後に楽が来る意味の格言に、

「先憂苦楽(せんゆうこうらく)」

があります。

 

先憂後楽とは、

「民に先だって憂え、民が幸せになったのちに楽しむ」

という政治に当る人の心がけを説いた言葉です。
自分達が苦労しても、先に民のことを優先したら、政治家として本当の楽が後に味わえるということです。

 

何事においてもそうですが、苦労は後に身になることが多いものです。
ビジネスの神様と言われた松下幸之助氏の言葉です。

「人の為になることを優先して人から喜ばれ、結果的に後からビジネスが生まれ利益を共有する環境を目指すことがホンモノの仕事である」

 

先に苦労することの大切さがわかる言葉です。

また、童話では「三匹の子ブタ」の話があります。

 


三匹の子ブタが、それぞれ自分の家を建てるのですが、ワラヤや木を使って楽をして作った家は、オオカミに吹き飛ばされてしまいました。しかし、労力と時間をかけて作った煉瓦の家は、オオカミは太刀打ちすることができなかったという逸話です。

 

「最初は苦労するが、その苦労が後に実る」という意味です。
逆の表現では、最初から「楽」をすることにより、後に「苦」が待っているといい、楽をするだけのことを戒めています。

 

今、大変な思いで苦労している人もいることでしょう。
それはきっと、人生においては、「未来の楽」のための苦労のはずです。

 

苦労した、辛い思いをした、悲しんだ、そんな経験は未来の楽のためです。

わたしはその経験をしました。
だからでしょう、これらのことは、すべて大切なことを知るため、教えてくれるために起こっていると捉えています。

 

自分の経験ですが、22才の時の交通事故で、左足を切断する寸前の大きなケガをしました。
今振り返ると、この出来事は、健康や体の機能(足一本)の大切さと、健康であることがどれほど価値あることかを教えてもらったものと思えるのです。
ですから、今は体を大切にし、健康について人一倍気を使っています。

 

わたしは、この自分の経験を通して、嫌な事、辛い事、苦しい事、悲しい事は、すべてその後に意味があると捉えています。
今の苦労や辛い経験は、いつの日か、

「あの経験があったからこそ今の幸せがある!」

と思える日が必ず来ると信じています。

 

「辛い」という字に「一」の字を足すことで、「幸い」という字になります。
「辛い思いをした分、人に優しくなれる」

という言い方も、きっとこのような意味から来たのでしょう。

 

 

本日は、「先に苦労を経験する意義」というお話です。