せっかくやりたい仕事に就いても、人間関係が

悪くて、働きにくくて辞めてしまう人は、特に福祉

分野では多い。

 

 また、介護や支援(子どもも大人も)について

のやり方や方針などでは、考えが合わない、

スタッフがバラバラ、、、などの理由で内部が

グチャグチャで働きにくかったりする場合も

多く耳にする。

 

 もちろん、僕の会社の事業所でも、今まで全く

無かったわけではない。

 

 なぜこのようになるのだろうか??

 

※写真は本文と関係ありませんのであしからず。

 

 

 それは、個人が自分の価値観を相手に

強要してしまうことが大きな原因だと僕は思っている。

 

 

 まず、トラブルとか不満はなぜ生まれるのかを

考えてみると、簡単に言うと、相手の意見や考えが

自分と「合わない」「違う」からだ。

 

 では、なぜ合わなかったり違うのだろうか??

 

 それは、人間だから、である。

 

 答えになっていないかもしれないが、人はそれぞれ

個性があって、考え方も違って、生育暦も人生経験

も違う。

 

 それは誰もが知っていることだろう。

 

 それなのに、なぜか多くの人は、その「相手」

を受け入れようとするのではなく、相手に対して

攻撃したり、自分の考えが一番正しいかのように

強く主張するのだ。

 

 特に、介護も保育も障がい福祉においても、

 

「個別性の尊重」や「個人の尊厳」などを学んで

いる人たちが多く働いているのに、だ。

 

 要するに、それらの人たちは、「仕事」として

必要だろうと思うから学んでだけなので、

ただ単に「知っている」状態なのだ。

 

 福祉分野を学んだ人なら多数の人が知っている

はずの「バイスティックの7原則」

が良い例だろう。

 

 

 これは、援助職が利用者さんに対してどのように

関わるか、自分をどのように振舞う必要があるのか、

などを説明しているものだが、知っているだけで

実際に出来ている人は少ない。

 

 全てとは言わなくても、ある程度はこれを意識した

言動を常にしていれば、他の業種よりも良好な

人間関係を築ける「はず」なのに。

 

 これだから人間は不思議であり奥深いのかも

しれないが。。。

 

 大切なのは、自分の考えや経験則は自分のものと

して大事にしつつ、だからこそ、他者のそれを知ろう

とか、受け入れよう!という意識を持つことだ。

 

 僕はよく、スタッフに対してこんなことを話しているのだ。

 

 「子どもたちの気持ちに寄り添おうと懸命に

頑張れるのに、どうして同じ人間であるスタッフ同士

だとその気持ちを持てないのか!?」

 

 他者の価値観を否定したり拒否する気持ちは、

誰しも持っていると僕は思っている。

 

 どこかで人は「自分が正しい」という意識に支配

されているからだ。

 

 それを、「自覚」することがスタートになる。

 

自覚をした上で、他者の考えや価値観に「興味」

を持ってみよう。

 

 どうしてそんな考えになるのかな??

 

 それを分析しようとか、知ろうという意識を持つと、

その相手に対して憤りや怒り・不満とは違った

感情になってくるだろう。

 

 それが、良い方向に進むための「対話」のきっかけ

となり、「コミュニケーション」の始まりになるのだ。

 

 こんな風に考えてみると、今までよりも「少しだけ」は

相手を許容できたり、自分自身が楽になるかもしれない、

と僕は思います。