どんな時代になっても、変えてはいけないものもあれば、

常に変化や進化をさせなければいけないものがある。

 

僕たちの仕事である発達支援(療育)について考えてみると

どうだろうか?

 

 制度や法令などは時代とともに、もっというとその時の

政権や政府の考え方とともに変化をしていく。

 それに伴って、さまざまな法律や制度に基づいた「サービス」

の中身や種類も変化をしていくのだ。

 

 そこについては、僕たちはその変化についていく努力を

しなければいけない。良い方向であれ悪い方向であれだ。

 

 もっと言うと、特に福祉サービスなどについては3年に1回

の改定によってどんどん変化をしていくのである。

 

では、こどもの発達についてはどうだろうか?

 

 発達の定義や発達段階、あるいは人間の成長過程など

については、そうそう変わるものではないだろう。

 

 

 

他方、サービスの種類や数の増加に伴って、利用する側の

ニーズはどんどん変化をしていく。

 

 特に「障害児通所支援事業」などはまさにこれだ。

 

 競争が激しくなればなるほど、利用者獲得のために

ニーズに何としても合わせようとしたり、真新しいものを

作り出そうという意識になるのが競争原理というものだろう。

 

 子どもの利用する事業のニーズは、利用するのは子どもだが、

そのニーズはほぼ「保護者」のニーズとイコールと捉えざるを

得ないのが現状だ。

 

 とにかく一人でも多くの契約児童を獲得するために、

あの手この手で特色を出そうと必死になっている事業所や、

保護者の要望はどんなことであれ、例えそのニーズが

子どもにとってはマイナスになると強く考えられることでさえ、

ほぼ全て「YES」と言う事業所も多く耳にする。

 

 では、それらの事業所の関わりや活動内容は、

本当に子どもの発達支援になっているのだろうか??

 

 僕たちがやるべきことは、子どもの発達段階や状態を

可能な限り的確に把握して、その子の育ちをサポートして

いくことであり、そのためには、時代が変化しようと、

保護者ニーズが変化しようと、「子どもの健やかな成長の

ために」守らなければいけないことがあると僕は思っている。

 

 もちろん、サービス業としては、利用してくれる「お子さま」

が居なければ事業所は潰れてしまうので、利用して頂ける

ように努力はしなければいけないし、PRも必要だ。

また、さまざまな改善も同様に大切なのは言うまでもない。

 

 その上で、どれだけ競争が激化しようと、制度が変化

しようと、「子どもの健全な育ちにとってどうか?」という

視点を絶対に持ち続けていかなければいけないし、

保護者の方々にも伝えていかなければいけない。

 

 それが出来るのは、古くから福祉に従事していて、

今までの制度や支援の移り変わりを知り、子どもへの支援

を学びつつ、長年行っている者だと僕は思っている。

 

 自分一人の力なんて全くの無力だが、うちの会社には

素晴らしいスタッフが日々頑張ってくれている。

 

 そのスタッフたちと共に、地道に根気強く伝えていく

会社でありたいし、それを追求していくことで、

それぞれの地域で民間企業運営として唯一の

存在を目指していきたい。