僕のこれまでの経験や学びから、成長するスタッフには概ね男女問わず大きく共通する点が2つある。


  まず一つは、四角四面ではないこと、あるいは、それを自覚していてそこから脱却しようと努力していること。
  真面目さというのは決して悪いことではないし、それはある意味大切な要素なのだが、僕が言いたいのは、自分のそれまで得ている情報の全てが正しいという「決めつけ」と、自分の持っている知識や情報とは異質と感じる内容には強い抵抗を示し、あくまでも「自分の物差し」からはみ出ることに対して臨機応変に対応出来ない人は、あまり伸びしろが少ない、ということだ。



  そして二つ目は、悪いズルさが無く、素直な言動が出来ることだ。

  頭の回転の速さは全てではない。

  人を騙したり、嘘をついたり、バレないだろう!などと考えるのではなく、ミスをしてしまったら素直に謝り、相手の助言や提案などを自ら積極的に得ようとコミュニケーションを取る人は、スピードの違いはあれど、ほぼ全ての人が成長していく。

   これらは、特に年齢は関係ない。

 どんな人であれ、必ず成長をしていく。


  あとは、僕の今やっている事業には大いに関係のある様々な「資格」だが、不思議なことに、資格や経験年数や立場を強く意識したり気にし過ぎる人たちも、人としての成長は乏しいと感じている。


  これらは、仕事をする意識として、ベクトルが「自分」に向いているのか、それとも「相手(支援の対象となるお子さんや大人など)」に向いているのか、の違いだろう。

  そもそも仕事って、自分が生活していくために労働力を提供して、その対価として賃金を得る行為だから、根本的には自分のために働くのだが、特に対人援助の仕事においては、共に働く仲間や、対象者の為に「自分は何が出来るかな?」という意識の有無によって、満足感を得ながら働けるか、それとも常に不満だらけで働くのか、全く大きな違いになる。


  もちろん、休みもまともに取れなかったり、サービス残業ばっかりだったり、何年働いても殆ど給料も上がらない!などの労働環境なら、精神的にも前向きにはなれないし、不満は溜まるのは理解が出来る。

  でも、そうでないのであれば、自分自身の考え方や思考の順序、捉え方などを「自分自身で変える」努力をしてみることをオススメしたい。

  そうすることで、自分の固定観念を貫き変わらない相手に対して常に不満を抱える生き方よりも、ストレスが少しずつ減っていくことを実感し、良い方向に物事が進んでいくと僕は思う。