その名前を知ったのは
バンクーバーオリンピックに沸いていた
2010年の春のこと
テレビに映し出された
世界ジュニアの表彰台の真ん中で
あどけなく笑う少年
この少年が近い未来に私の人生と心を
激しく揺さぶる人になろうとは
想像すら出来なかった
その年の冬の全日本
あ、あの子...
まだ自分の記憶に新しいあの少年
演技を通しで見たのは
この時が初めてだった
線が細くて綺麗な風貌とは真逆の、
シニアの先輩達を驚かせるほどの
強気な演技
期待できる子が出てきたなって思った
だけどこの時のことを
特別に意識することなく、
その存在は日が経つにつれ
少しづつ薄れていった
彼が自分にとって特別な存在だと
気づくまでにはまだまだ時間がかかった
1年近く経った2011年のファイナル、
心を奪われる瞬間は突然やってきた
目にしたのは、若々しく情熱的なロミオ
以前に見た彼とは全く別人に見えた
華奢な体から放たれる美しい技の数々
それらを散りばめて
ドラマチックに舞うその姿は、
消えてしまいそうに儚ないのに
力強くて
その演技は無防備だった心の奥深くに
すっと入ってきて... 瞬く間に私を虜にした
その日を境に来る日も来る日も
気づけば彼の演技ばかりを見続ける...
どうしてこんなに気になるんだろう?って
突然芽生えた思いに心の中で問いかける、
そんな日々が続いた
その直後の全日本には
1年前とは全く違う気持ちで
その人を見つめる自分がいた
「どうか世界選手権の舞台に立って...」
世界選手権の切符を手にした
MOIでのWhite Legend
荒れ狂う吹雪の中で耐えながら、
必死で羽ばたこうとする白鳥を
彼の中に見た
「この人を応援しなければ」
演技直後の感極まった彼の表情を見て、
そう強く思った
そうして訪れた、ニースでの世界選手権
彼の全身全霊をかけた魂のロミジュリに、
これ以上ないほど心の奥底を
激しく揺さぶられた
こんなにも誰かを必死で応援する
自分がいたなんて
たった一人の少年が
こんなにも自分を変えてしまうなんて
彼の胸にかけられた
誰より輝きを放つメダル
彼の想いが、願いが叶ったことが
嬉しくて仕方なくて
彼の笑顔に心が満たされていく
「もっと笑顔が見たい」
彼のことを、あの演技を思い出すたび
震えが止まらない...
その日は朝まで眠れなかった
1人のアスリートを応援する喜びは
こんなにも幸せなことなのだと
初めて感じた
そして世界選手権のしばらく後に知った
彼が足を怪我していて、
痛み止めを打っての満身創痍の
あの演技だったことを
怪我の事実を知ったと同時に
その時初めて分かった
ファイナルでふたたび
彼の演技を見たあの日、
私が惹かれずにいられなかった理由を
大好きなスケートを
失ってしまうかも知れない
そう感じた震災の日から
彼は全力で伝えようとしていた
必死に生きようとする姿を
必死に生きようとする心を
心の奥底を揺さぶるほどに
真っ直ぐに訴えかけるような
純粋で一途な生き方を、その思いを、
私はファイナルの彼の演技の中に
無意識に感じ取っていたんだと
いてもたってもいられないほど、
強く強く彼に惹かれる思い
初めて沸き上がる感情
「会いたい」
すぐに初めての
スケート観戦に行くことを決めた
右も左もわからないまま、
1人でPIWのふれあいに参加
彼が一歩一歩近づいてくるにつれて
息をするのが苦しくて
倒れそうなほどに緊張して
いざ目の前に立ってくれた時は、
頭の中が真っ白になって
伝えたい言葉はたくさんあったのに、
ようやく絞り出せた言葉は
「頑張って下さい!」の一言だけ・・・
それでも「ありがとうございます!」って
とびきりの笑顔を向けてくれたことが、
涙が出るほど嬉しくて
握ってくれた手の温もりを感じながらの
帰り道に決心した
彼と一緒に夢を追いかけたい
彼の大きな夢が叶うまで、
どこまでも応援していくって
どんなことがあっても
信じてついていくって
笑顔が好き
自分の気持ちに真っ直ぐなところが好き
誰に対しても思いやりが深くて、
何にでも感謝できるところが好き
ストイックなところが好き
本当は弱いところも好き
好きなところは
数えきれないほどあるけれど
一瞬で心を奪われた
あの日に惹かれたもの
必死に生きようとする彼の姿
必死に生きようとする彼の心
やっぱり今でも一番大好き
ひたすら上を向いて走り続ける
彼の姿を見つめ、一緒に夢を追い続けてきた
一緒に笑った日
涙を見て心が傷んだ日
痛々しい姿に
心が抉られるほど心配でたまらなかった日
自分の想いの本当の正体に気づいて
戸惑った日
世界で一番輝く場所で、彼の夢が叶った日
全てが大切で、眩しすぎる思い出
一緒に共有した、泣けるほどに輝く毎日
そして叶った夢の続きを
今も一緒に追いかけている
私の人生に大きな喜びを与えてくれた、
かけがえのないただ一人の大切な人へ
ありがとう
今、とても幸せです
結弦くん、大好きだよ
そしてこれからもよろしくね
今日、ブログ6周年を迎えました
って、一か月ほど間が空きましたけどねw
そう書くことはもう決してないだろうと、
数ヶ月前までは思っていました
自分の意思とは全く違う
不思議な力でここに連れてこられたような...
こうして書いている今も、
そんな感覚でいます
そしてこの記事、
以前から私のブログをご覧下さっていた方は
とても懐かしく感じると思います
この記事は前のブログの4周年でアップした
大切な記事です
この先これ以上の記事を書けるのかな?
って思うくらいに全力で書いた、
特別な思い入れのある記事です
6周年の今回、ここにこの記事を戻したのは、
この記事に書かれた想いが
私の結弦くんを応援する原点だからです
一度ブログを離れてまた戻ってきた今、
もっとこの時の想いが強くなったから、
もっと大切なものになったからです
前の場所を閉じる時、
ブログは自分の心と結弦くんへの応援に
向き合う場所となりました
閉じた後はもう自分の中だけで大切に
結弦くんを応援していければそれでいい...
そう思っていました
ですが...戻って来てからは
ただただ書きたい、
その想いだけでここまで来ました
前のブログでも
こんなに記事を書いたことはありません
その想いの奥には
「もう少し力を貸してください」という
結弦くんの言葉があったからです
結弦くんに前向きな言葉を届けたい
結弦くんの力になるような応援を届けたい
「いつでも、どこからでも応援しているよ」
1日1日、その言葉を感じられるような記事を
結弦くんに届けたい
応援されて嬉しいと思ってもらえるような
想いを、心を届けたい
結弦くんの支えになりたい
この応援する気持ちを外に向けなくちゃって
その気持ちだけで
今はブログを書き続けています
彼に対する今の想いも、
このゆづ落ちの時の気持ちと同じ
ただ、一生懸命に生きる彼を応援したい
私が今抱いているのは、その気持ちだけです
その気持ちを何よりも大事に、
結弦くんの応援を続けていきたいと
思っています
この先、彼と一緒に見ていく景色は、
どんな景色なのかな
きっと今までみたいに、
今まで以上にドラマチックに違いない

どんな景色だったとしても、
また一緒に乗り越える
まだ見ぬ場所へ向かう結弦くんへ
いつも、どこからでも、心からのエールを
これからもここからずっとずっと
応援を届け続けるからね

そしてご覧下さっている皆様へ
きっと私と同じ想いで
結弦くんを応援する方々が
見て下さっていると思います
少しでも皆様の心に何かを残せていたなら
私も嬉しく思います
これからも結弦くんへの想いを
心込めて書いていきます
今後ともどうぞよろしくお願いいたします

そろそろ静岡のリハーサルの情報、
来るのかな?
アサイン発表もあるし、
楽しみはまだまだ続く♡
皆様、素敵な週末を♪














