リメイク実例その②【作業工程 前編】 | 国立毛皮工房ブログ
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当店の基本コンセプトは「貴重な毛皮を1点ずつ大切に加工すること」です。
工房を兼ねた店舗で、お客様とご一緒に、ご納得いただける1点ものを製作させていただきます。

さて、ここからは実際の作業工程を順を追ってご説明します。ニコニコ

 

裏表からクリーニングしたコートは、リメイク用の素材です。
丁寧に切り分けていきます。
 

 

身頃もこの様に解体します。

 

 

次に解体した各パーツを切り分けていきます。

レットアウトした一本のミンクに戻す訳です。

つまり、作った時と反対の工程に取り組む訳です。

 

 

 

 

全ての箇所を切り分けていきます。

 

 

 

 

(実はここからの箇所はお伝えしたくない技術的な箇所秘密なのですが、出来る範囲で公開致します。

 

 

下矢印

 

 

 

切り分けたレットアウトを1本ずつ調整します。

 

 

最近、毛皮業者さんの中でさえ、レットアウトは不要だとおっしゃる方がおられます。

レットアウトの経験が少ない方がリメイクをしているのも拝見します。

しかし、お客様にお持ちいただいたコートの殆どがレットアウト加工されたコートです。

綺麗にリメイクするには、レットアウトの知識と技術が不可欠!です。

 

毛皮工房でリメイクに携わる職人は、全て豊富なレットアウトの経験を持つ熟練の職人であり、今現在、リメイクだけでなく最新のアイテムも製作しています。

勿論、最近はフルレットアウトを施さないアイテムが殆どですが、部分的にセミレッタを施すことは多々あります。

レットアウトが出来ないで使わないのと、レットアウトの技術を持ちながら必要がないので使わないのとでは大きな違いがあります。

 

 

こうした技術には、正しい技術指導をして下さる先生、綺麗に切れるカッターやコメット、整備されたミシン、そしてなにより経験が不可欠チョキです。

 

 

一本のレットアウトされたミンクが、次のコートの一部分としてピッタリと収まる様に、細やかな作業を繰り返します。
 

「製品の裏側、見えないところだからこそ、どんな同業者に見られても恥ずかしく無い仕事をしたい。しいてはお客様にもご満足いただけるはず。」

 

熟練の職人のプライドを感じます。

 

 

一本ごとのレットアウトの修正を終え、一つの工程が終わります。

どの工程も重要ですが、この工程は特に高度な技術を要します。

 

 

作業工程【後編】に続きます。