工房のミシンご紹介① | 国立毛皮工房ブログ

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当店の基本コンセプトは「貴重な毛皮を1点ずつ大切に加工すること」です。
工房を兼ねた店舗で、お客様とご一緒に、ご納得いただける1点ものを製作させていただきます。

毛皮を縫うためには、

2枚の毛皮の、毛がある面を内側に向け、

それぞれのレザー部分を外側にして、

毛が縫目の外に出ない様、内側に入れながら、巻き縫いをします。

 

素材や、素材の状態、目的に応じ、浅く縫ったり深く縫ったり、

縫目の幅を狭くしたり広くしたり、糸の張りも強くしたり弱くしたりします。

また、針や糸も、用途に応じ、細いものや太いものを使用します。

 

昔は、その作業を、手縫いで行っていたわけです。

現在でも、例えばロシアンブロードテールやスワカラなど、

ケースバイケースで手縫いを採用します。

 

この作業を機械化したのが毛皮用のミシンです。

 

私は、何時そのミシンが、製造されるようになったのか、

正確な年代はわかりません。

また、今まで何種類の毛皮用ミシンが製造されたのかも正確にはわかりません。

 

勿論、ネットや、限られた書物は調べてみましたが、

極めて情報が少なく、数人の先輩方にお教えいただいた情報を繋ぎ合わせ、

なんとなくぼんやりと、何時頃からとか、少なくとも何種類以上とか、

そんな程度の情報しか持ち合わせていません。

 

どなたかご存じでしたらお教えいただければ幸いです。

 

毛皮工房には現在、7種類のミシンがあります。

縁あって先輩の技術者にお譲りいただくなど、

少しづつ収集してきたものです。

 

ご紹介しますと、

 

①シンガーの手動式

②シンガーの足踏み式

③ストローベル

④サクセス

⑤サクセスとストロベルの両方のラベルがついているもの(おそらくコラボモデル)

⑥リモルディー

⑦アルビンポーカート

 

7種類全てが現役で作動しますが、

業務として使用しているのは、

リモルディーとポーカートの2種類です。

他の機種は展示していたり、オリジナルの木箱に収納している状態です。

 

毛皮の加工の歴史の一部として、

何かの機会に皆様にご紹介できればと、

コレクションしてまいりました。

 

次回は、それぞれのミシンをご紹介させていただきます。

 

 

 

写真の、左手前の大きなミシンがストローベル、

中央の小さなミシンが足踏みのシンガー、

右手前が手動のシンガー