現在私はトリプルワークだ。

ヨガのクラスと月水金の週3日で勤務している運送屋と、水金の週2日だけ新聞輸送で夜中にトラックを走らせている運送屋と。

トリプルワークでなぜかくも貧乏しているのかという話はさておいて。

 

その夜中にやっている新聞輸送の仕事で同僚と揉めたわけだ。

ちなみに新聞輸送というのは新聞の印刷工場から販売店に結束した新聞の束を運ぶ。

 

まず会社に出社し、そこで車を出して各地の工場に向かい、新聞を積み込んで販売店に向かい、終了後帰社する。

ただ従業員によっては会社へは来ず、まっすぐ工場に向かう連中もいる。

会社の車が工場においてあるということだ。

工場においてある車は車検や整備で会社に戻すことがある。

すると会社と工場の間を私なんかが回送することになる。

 

ある日私が車を会社から工場に戻すことになった。

車を定位置につけ、他の車に乗って配送をかたずけて、その車で会社に戻る予定だった。

そこに私が回送してきた車でその日の仕事をする予定だったジジイが文句をつけてきた。

「おまえこれガソリン入ってねえじゃねえか」

はあ?

「おまえ誰に向かっておまえってほざいたんだ?」

と返した。

「見てみろ、ガスはいってねえじゃねえか!」

と返してくるから、

「ばかか、おまえは、上げ膳据え膳で仕事する気か!ガスぐらい自分で入れて来い!」

と返事をした。

 

 

以前あった事件なのだけれど。

ある販売店があって、そこではこれまで習慣的に車から5メートルぐらい離れていたところに新聞を運んで降ろしていた。

私にとってはどうということもないことだ。

ところがこのジジイはそれが辛かったらしい。

車からすぐ脇の歩道に放り出して終わりにしたかったようだ。

ならば自分ひとりそうすればいいだけの話なのだけれど、このバカは自分ひとりさぼっていると思われるのがいやで、おかしな屁理屈をつけて私にまで持っていくなと言い出した。

そのときよく状況がわからなかった私は、このジジイの言うことを聞いて販売店と揉めた。

無用なトラブルを自分で招いてしまった。

はめられたわけだ。

私は。

 

 

それ以来はらわたが煮えくり返っていたので、こういう受け答えになったということだ。

 

 

まあこんなことはどうでもいいのだ。

問題はその激怒の最中、私の頭の中の気、ウダーナかプラーナかはわからんが気がキンキンと音をたてそうな強さでアジュニーチャクラに集まっていたということだ。

以前ならこういう状況では興奮で頭の中がいっぱいになっていた。

しかし去年サハスラーラチャクラからウダーナ気?を抜き上げるのに成功して、その翌日だったかにアジュニーチャクラが働きだしたとき、アジュニーチャクラの働きとは精神の安定にこそあるということを知った。

そして今回こういうことが起きて、自分の中の反応を確認できた。

 

めでたしめでたし。

 

よく引き合いにだすがバガヴァッドギーターは戦争の話だ。

敵軍の中にかつての師や幼馴染やいとこをみつけた主人公アルジュナは、悲しみの中崩れ落ちる。

そのアルジュナに向かって立ち上がれ、クシャトリアとしての役目を果たせとクリシュナ神は諭す。

眉間にまなこを集めよなどというそのままの言葉も出てくる。

そして揺れる精神を安定させてアルジュナは迷いを消して立ち上がる。

あの物語は私にはアジュニーチャクラの物語に読める。

 

もちろん戦争などとは比べるのもバカバカしいチンケな揉め事なのではあるけど。

 

(笑)

 

ところでヨーガスートラに出てくるような「心の平安」と私がクンダリーニヨガでつかんだ「精神の安定」は別物だと思う。

ヨガも長い歴史の中で変遷していき、ヨーガスートラのヨーガと私たちのヨガは到達点が違う。

私にはそう思われる。

 

 

後日あのジジイはどうも会社の上の人間に、私をあの工場によこすなとでもいうような内容の文句でも言ったと思われる。

ある日出社したら部長だの課長だのいうおっさんどもがニコニコして私を見ている。

私は愛想がないし、勤めているという自覚もないし、スピードを出し過ぎることがあるので、上には嫌われているはずなのだけれど。

 

どうやらあのジジイは上にも相当に嫌われているらしい。

 

だったら上が自分でなんとかすればいい。

 

めんどうくさい。

 

見ようによっては哀れなジジイでもある。

 

クンダリーニヨガ吉祥寺

 

 

 嬉しきお知らせ

ときどきブログの中で紹介させていただているチベット仏教と弊習しておられる生徒さんが、ブログを始められました。

私の独りよがりではなく、私のクラスの生徒さんの感想を読めるというのは、参考にしていただけるものも多いかと思われます。

またチベット仏教を長年真面目に学んでおられる方なので、ご興味のある方には参考になることも多いと思われます。

また彼の感じる私たちのヨガとチベット仏教の行法との共通点など読める日も来るかもです。

大変に興味深いことです。

随分謙虚なタイトルにされておられますが、なにとぞこちらもフォローの上ご贔屓に。