「大西つねき」さんの現状認識(その2) | 気力・体力・原子力 そして 政治経済

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 (旧有閑爺いのブログ)

 

 前回【「大西つねき」さんの現状認識】と題して、大西氏の認識は「ここが変だよ」という指摘をいたしました。

 ところが意外に、大西氏を推される方が多く、私としては「えっ! 本当に大丈夫なの」という思いが、どうしても抑えられませんでした。

 「現状認識」というのは、「物の見方」つまり「見解」ですので、ある意味「依って立つ」基盤と言えます。ですので、最もプリミティブなものであり、普通は変わらないと考えてよいでしょう。
 私は若いころ同盟系組合の最下層の機関要員をしたことがあります。その時に民社党の政治研修会と言うのが富士の民社党合宿研修所で行われ、参加したことがあります。当時は高度成長期の終わりごろで経済の雲行きが変化し始めていましたが、まだ「赤対策」つまり共産党対策が大きなウェイトを占めておりました。その赤対策の具体的な話で印象的な話がありましたのでご紹介します。
 「立場が異なれば見解が異なる。見解の相違があれば意見が一致することはない。意見が一致しない場合は議論は肺活量の問題になる。つまり声の大小が問題となる。だから赤を相手にするときは、何でもよいから大声を出せ」

 で、大西氏の第一番目の見解は、「全ての問題の根源は、お金の発行の仕組みにある」です。「お金」を持ち出したので、おそらく第一番は経済問題だと言わんとしているのでしょう。
 私も今現状を取り上げるなら第一番は経済問題だと思います。その点は一致しているのですが、経済問題とすれば「お金」なのか?です。

 これについては私は大きく見解が異なります。現状の経済問題は「需要の不足」にあり、それを解決することがイの一番やらねばならないことだと考えています。
 だとするると解決策は極めて簡単です。民間に頼っても金を使わないことは明白なので、政府が金を使うしかないから、「政府は作業として金を使え」が解決策です。
 このことを声を大にして言うべきであり、声の大きさで「お金コール」を圧倒すべきです。

 だから、われわれの目標は「政府は作業として金を使え」を国民のコンセンサスとすることです。その説得のために「通貨発行の仕組み」などを持ち出すことは、私からすれば正気の沙汰ではありません。狂気の沙汰です。

 日本には「政府は作業として金を使え」を鮮やかに実践して、経済を隆盛に向かわせた偉人「高橋是清」がいます。高橋是清が行った方法と達成した成果を、現状を憂うる人に説明すれば幾ばくかの理解は得られるでしょう。

 「政府は作業として金を使え」を国民のコンセンサスとすることが出来れば、あとは何に使うかの議論であり、喧々諤々の討論が行われるでしょう。その議論のほうが今巷間行われている「お金」とその貸し借りの話などより数等意味があると私は思います。