※このブログは、国指定重要無形民俗文化財「雄勝法印神楽」に関することを基に構成しているブログです。
一般的にわかりにくい言葉だらけですみません。
基本知識は「法印神楽な奴 」をご覧いただければと思います。
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定例の稽古がございました。
鉤弓(ちきゅう)と二之矢(にのや)という演目の稽古でした。
というか、2時間の稽古では2番しかできないですね。
そもそも鉤弓という演目は長いのです。日暮の演目なんて呼ばれてようですね。
衣装を着けない急ぎ足の稽古でも50分以上かかりました。
一切の省略が無ければ1時間30分位かかったそうです。
だから、なかなか奉納されない舞です。
嬉しかったのは、二之矢の稽古があったことです。
私が参加できた稽古では初めてでした。
数回稽古していたのですが、私が参加できなかったんです。
ん~実に面白い舞ですが、方言がわからないと??ってな部分もありますね。
自分のなじみの娘を探しています。名前はおさせ。
おさせがいなくなって探します。
見つかったおさせはお腹が大きくなっていました。
なんで?なんで?悪いものでも食べたの?
いやいやちがいます。ご懐妊したんです。あなたの子を。
じゃあ、安産祈願だ!
拝み屋さん。男か女か?いつ産まれるの?
等々の八卦になんとも愉快なお告げをする拝み屋さん。
滑稽に表現し、子孫が生まれる理屈みたいのを教える神楽。
なので、稽古しててもこっぱずかしい(笑)
滑稽なやり取りを真剣に稽古するんです。
本当に稽古が大変な演目ですよ。
とても良い稽古でした。
何と言っても、最長老が太鼓を敲いて、会長が主役を舞うんですもん。
いやいやながらの会長の笑みを私は見逃しませんでした。
いやいやいやいやぃゃぃゃ・・・当日楽しみです!
そんな稽古でした。