葉山神社遷座祭、竣工奉祝祭に向けて17 | 雄勝法印神楽師のブログ

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※このブログは、国指定重要無形民俗文化財「雄勝法印神楽」に関することを基に構成しているブログです。

一般的にわかりにくい言葉だらけですみません。

基本知識は「法印神楽な奴 」をご覧いただければと思います。

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定例の稽古がございました。


鉤弓(ちきゅう)と二之矢(にのや)という演目の稽古でした。


というか、2時間の稽古では2番しかできないですね。


そもそも鉤弓という演目は長いのです。日暮の演目なんて呼ばれてようですね。


衣装を着けない急ぎ足の稽古でも50分以上かかりました。


一切の省略が無ければ1時間30分位かかったそうです。


だから、なかなか奉納されない舞です。


嬉しかったのは、二之矢の稽古があったことです。


私が参加できた稽古では初めてでした。


数回稽古していたのですが、私が参加できなかったんです。


ん~実に面白い舞ですが、方言がわからないと??ってな部分もありますね。


自分のなじみの娘を探しています。名前はおさせ。


おさせがいなくなって探します。


見つかったおさせはお腹が大きくなっていました。


なんで?なんで?悪いものでも食べたの?


いやいやちがいます。ご懐妊したんです。あなたの子を。


じゃあ、安産祈願だ!


拝み屋さん。男か女か?いつ産まれるの?


等々の八卦になんとも愉快なお告げをする拝み屋さん。




滑稽に表現し、子孫が生まれる理屈みたいのを教える神楽。



なので、稽古しててもこっぱずかしい(笑)


滑稽なやり取りを真剣に稽古するんです。


本当に稽古が大変な演目ですよ。


とても良い稽古でした。


何と言っても、最長老が太鼓を敲いて、会長が主役を舞うんですもん。


いやいやながらの会長の笑みを私は見逃しませんでした。


いやいやいやいやぃゃぃゃ・・・当日楽しみです!



そんな稽古でした。