HSP/HSC プロデューサー、国家資格キャリアコンサルタント皆川公美子です。
以前、HSPさんの適職について
こんな記事を書きました。
上記の記事のなかでは
HSPさんに多く見られる資質を6つとりあげて
どういう傾向があるか、ということを書きました。
今日はもっと具体的に、たくさんのクライアントさんの傾向や強みを思い出しながら
どういう職業が向いているか、どういう職業がこれから来そうか!を市場の動向含め考察してみました。
(現場ではここまで単純化できるものではなく、その方の資質や強みを注意深く探索すること、そして実際のいろいろなトライアルのうえになりたちます)
職業、という分け方自体がHSPには少し大雑把すぎます。
例えば ITと言ったって、そこでどんな仕事をするのか
多岐にわたります。そういう意味では
日本のメンバーシップ雇用は限界があって
HSPは専門家・専門職・専門知識などのチャンネルが向いていると思います。
アート・クリエイティブ
これには、いわゆる感覚が敏感でアーティストという資質の方たちがはいります。
グラフィックデザイナー、アニメーター、イラストレイター、デザイナーなど芸術的才能を使う人と、
芸術ではないけれども、新しい企画、イノベーションの提案等、こうなったらどうなるかという予測がつきつつ、新しい発想ができる人が含まれます。
クリエイティブというのはとても漠然とした言葉ですが、
たとえば母親業もとてつもなくクリエイティブな仕事だといつも思います。
新しい局面、体験したことない局面に対して、どんどん策を打っていく、
子どもの方向性を試すことはイノベーションの連続です。
HSPさんはスケジュール的な自由度を求める人が多いですが、
このクリエイティブ部門はまさに自分のペースで
やりたいようにできる仕事と言えるでしょう。
イラストレイターなど、映像化の才能がある方は
会議の議事録を図や絵をとりこみながらその場でサクサク作っていくという
役割がある会社でとてもヒットしていました。
シンプルに芸術でアートとしての価値を売る、というのももちろんいいですが、
会社の方針にあわせ
会議やコミュニティの方針にあわせ
人々の思考を映像化していく、という仕事も
とてもこれから可能性のある仕事だと思います。
そもそもこれからのAI時代において
「処理」はAIがやる仕事になります。
人間がやるのは「心に根付いた創造」それこそ価値があがってくるのは
あまたの分析家が断言するところですね。
ウェブマーケティング
以下転載。
「Webマーケティング」とはひと言で言うと、オンラインショップなどのWebサイト、Webサービスにより多くの消費者を"集客"し、サイト上に掲載された商品・サービスなどの購入を促すための活動です。テレビCMや雑誌広告などのマス広告を通じて顧客を呼び込む「集客活動」、来店した顧客に商品・サービスなどを勧める「販売活動」をすべてオンライン上で行うものだとイメージすれば、わかりやすいのではないでしょうか。
そもそも「マーケティング」とは、「より多くの商品・サービスを売るための活動」です。そのためには、まず「こんな商品・サービスがある」「どこで売っている」ということを知ってもらわなければなりませんし、その上で、顧客の好みやライフスタイルに合った商品・サービスを提案し、興味を持ってもらう必要があります。
これらの活動を通じて、顧客に「この商品・サービスが欲しい!」と思ってもらい、実際の購入に結び付けていくのがマーケティングの本来の目的です。そしてその活動を、Webサイトでの集客力アップ、販売力アップのために行うのが「Webマーケティング」なのです。
Webサイト、Webサービスでは、検索エンジンやリスティング広告、アフィリエイト広告、SNS広告などの広告手段を使って集客します。ここで注意したいのが、広告の選び方や打ち方を間違えると、思ったほどの集客が期待できないということ。また、うまくWebサイトに誘導できたとしても、掲載されている商品・サービスに魅力を感じてもらえるとは限りません。ですから、Webサイト上における「情報発信の仕方」や、顧客が欲しいと思っている情報へのWebサイト内での「誘導の仕方」などに工夫を凝らす必要があります。それを考え、実行することこそがWebマーケティングの実際の取り組みなのです。
幸いなことにWebマーケティングでは、「どの広告からどれだけ集客できたのか?」「誰が、どのページを、どれくらいの回数見たのか?」、または「どのページに、何人がどれくらいの時間滞在したのか?」といったデータを詳細に検証できます。その結果をもとに、誘導の仕方や情報の見せ方などを改善しながら、集客実績や販売実績を上げていくことが可能なのです。
要するにWebマーケティングは、Webサイト上の商売を「ますます繁盛させる」ための仕事です。
こちらのページより上記転載させていただきました。
先読みや
細かい分析や
顧客の質的調査等において
HSPにはアドバンテージのある職種だと思います。
単純作業のSEO対策というようなことでは
最近はもう簡単に検索順位などあがりませんもんね。
グーグル先生のアルゴリズムは多角的に
質の良いソースを選んで
とどけようという意図が見られます。
その顧客にとっての最上質とはなにか
顧客のクライアントにとってのマッチング感のある方向性とはなにか
ということを多角的に考え提案できる総合的情報力そして
クリエイティブな想像力が必要になります。
昨今のウェブ需要を考えると
これから市場が拡大する業種だと思われます。
勉強するなら今かも!
研究職・深める仕事
HSPさんは、自分がほんとうに意義を認める仕事でないと停滞します。
HSPの洞察系の方には、小さい頃から
「なんで」「なんで」を連発していたと回想する方が多いです。w
物事を深く考え、
その事例や事象を世界のすみずみから集め
理論として大成して編み上げていく、というような仕事や
会社のなかで
リサーチの仕事をしたり、
競合会社を分析したり
自分の現職をもっともっとブラッシュアップする、という方向に
その研究熱心さを発揮するひとも多いです。
研究職は後進の指導や生徒指導を平行してする人も多いですが
人に教える、という能力と
何かを深めて研究するという能力は
あきらかに方向性が違います。
大学の先生に、まったく授業が面白くない〜、という先生がいますがw
そういう先生はきっと教えることや人におもしろさを理解させるモチベーションより
研究や深めるほうによほどのベクトルがおありなのかもしれません。
人の心をサポートする
これは共感系の強いHSPさんには言わずもがな、というところかもしれません。
実際このカテゴリーにいらっしゃるHSPさんはとても多いと思います。
カウンセラー、コーチ、心理療法士、から ソーシャルワーカー、介護士、理学療法士、などの心によりそいつつ身体のたてなおしに関わる人も含まれると考えています。
思いやり、他者のニーズに対する認識などがあることはもちろん、HSPに共通する強みのひとつである共感力をフルに使えます。
「その人がそう言ったから」わかったんじゃあない。
わかってしまうという感じを共感系HSPさんは持っています。
だから逆に「そんなの気にし過ぎと言われても、気づいてしまうことを
なしにすることができない」これはよく聞く言葉です。
プロとしてのサポート業務には「境界線をひける」ことが必須となりますので、
そこの分野を強化しないとこの「人の心をサポートする分野」は難しいかもしれません。
コロナ下では世界中の人がストレス下にあります。
これからうつやDVがもっともっと顕在化するでしょう。
心理職の方、身体職の方、出番です。
高度に頭脳によりすぎた社会、そして経済の停滞、自粛のストレス
そういったものすべてが人間の社会に歪みを生じさせています。
うつで就労できない人口、日本だけで500万人をこえています。
みんなで楽しく暮らせる社会をとりもどすために、力を発揮したいですね。
事業主・起業家 またはその下で戦略をねるナンバー2
被雇用者として
どうしても会社や組織に適応できなかったというHSPさんはよくいます。
(わたしもその一人です^^;)
そういう人で、人の気持ちやお客様の気持ちや
ビジネスのうねりのようなものをよくキャッチできる人は
スモールビジネスでうまくいくことがよくあります。
これはアーロン博士の映画でも語られていますが
従業員の気持ちをよく理解することによって、動きのいい風通しのいい会社ができあがり
心地よいその小さなチームが最大限のパフォーマンスを発揮している会社があります。
逆に株式公開をし、どんどん会社を大きくしていく、成長する、という雇用者をとにかく増やしていく拡大型ビジネスにおいては、かかわる人数が極端に増えるので
どうしても細やかな気遣い型より「声が大きい人」「パワーある人」が上にたったほうがうまくいきます。
事業者にとって
一番必要なものは
「ビジョン」です。
こういうビジネスをしたい、
こういうことを社会的に形にしたい、
理想の社会を作りたい、等のビジョンがある人は起業・事業者になったほうがいいかもしれません。
NPO法人や団体
HSPさんは良心的である、ということはアーロン博士が言及しているとおりです。
HSCちゃんのなかには
「動物の殺処分をやめさせたい」という大きなビジョンを持っている子もいます。
それは学校で教えられたとか、親から吹き込まれたという種類のものじゃなく
小さいころから自分で考えていたんだなあと思わせられるものが多いです。
利益をあげるためではなく
純粋に社会のためになることをしたい!という強い希望をもつHSPさんは多いです。
会社自体がnonprofitであっても
もちろんお給料はでるわけですが、
組織としては再投資・拡大の思想をもてないので
お給料が平均以下であったり、長時間労働だったりする場合があります。
良心とひきかえにそれを自分に課しすぎないようにバランス感覚が必要ですね。
IT・プログラミング・コーディング
こちらはまず働く環境が魅力的です。
ITとひとことにいってもほんとうに様々ですが、
リモートワークが基本的に可能で、だいたいの人は個人で動いていますので
自分でペースをつかんで場所を選ばずに仕事をできます。
ひとりでいるということ
動かないで長時間じっとしていることに
抵抗がなく、むしろうまくできるという人ならば
海外にいて、データ納品というのも可能ですね。
コーディングやプログラミングの技術があれば
そして創造的にプログラムを組む、細部に目を向けお客さまの希望に
添わせる仕上がりにする、とうはとてもやりがいのある仕事となるでしょう。
現在は小学校でプログラミングの基礎が必修科目となっています。
すこしずつコードが書ける若者が増えていきます。
わたしなどの世代にはかなりイメージ的に遠いですが
これから就職をする若者にはかなり可能性のある分野であることは
今さらわたしが言うことでもありませんね。
ですが最初はかなりの長時間PCに向かうことになるハードな修行時代があることは
確かなようです。
なんにしても
自分のなかにある、資質と強みを見ていき、
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