朝の連ドラが気持ち良い。
ヒロインの伊藤沙莉さんは、期待に違わず、いや、期待以上に気持ち良い。
声がいい、滑舌がいい、表情もいい。
いいことだらけ。

放送前には、親戚でもないのに老婆心的心配をしていた。
いっとき、声に支障があったようで、同じ声の商売、しかもトラブル経験者としては、大丈夫かと気を揉んでいた。
声を張り上げる役が多かったので、声帯結節にでもなったのではないかと、2回も手術した身としては、他人事ではなかった。

でも、いま沙莉さんは、そんな心配どこ吹く風の快進撃。
役柄も、ドラマ自体も、素晴らしい。
毎日楽しみ。

ドラマの中で「月のもの」という言葉が出てくる。
生理のことだが、そういえば昔は月経と言っていた。
月のように一ヶ月周期で巡るカラダ、そして必ずやってくる厄介者。

今回のドラマは、そんな女性の陰の部分にまで踏み込んでいる。
あっぱれなドラマだ。
「カーネーション」以来の傑作かも。
あの時のテーマソングは椎名林檎さんだったが、今回は米津玄師さん。
なんて歌ってるのかわからないけど、まあいいや。
(おばさんの耳には、もう無理です)