窓から富士山が見えたきた。

雪がないのでボタ山のようだ。


新幹線は混んでいて、そうだった三連休。

運動会もあるらしいが、あいにくスポーツの日は雨らしい。

元々10月10日だったものが日曜にひっかけたので、年ごとに日が変わる。


10日は晴れの特異日。

東京オリンピックの日。

あれが1964年、そして万博が1970年。

1954年生まれの私は、日本の良き時代を生きてきたのだなあと、富士山を見ながら思った。


昨日より今日、今日より明日。

大きいことはいいことだと、みんなが上を向いて走っていた。

そうだったなあ、なんだかんだいっても、やっぱり恵まれた時代を生きてこられたんだなあ。


今朝早起きしてつけたテレビに、熱帯雨林の火災の映像。

開発の名の下、どんどん消えていく樹木。

これが無くなった時、きっと人類もいなくなるのだろう。


人が住めなくなりそうな地球で、自国の領土拡大の戦争をする人間。

その何という愚かなこと。


やっぱり、一瞬の夢のような時代を生きてこられたのだ。

そのことに感謝し、これからの時代を覚悟する。

どうなろうと、覚悟する。


さて、今日は神戸公演。

歌える間、唄う。

その喜びに感謝しながら、唄う。