稀勢の里に力をもらって | やさぐれOLものぐさ介護 

やさぐれOLものぐさ介護 

晴耕雨読を夢見てた#アル中家族の
看取り後と終活のブログです。
時々、ものぐさ#ガーデニング 知ったかぶり#本レビュー
3~4日毎の更新を目指してます。

~schadenfreude~

 イメージ 1
カメラ 乙女椿が咲きました。冷たい雨に打たれています。

午後になると、母は微熱が出ます。顔が少し赤くなって、いつもより元気そうなのだけど。

介護士さんには、それが心配で、携帯に電話を下さるも、ワタシはいつも電車の中で。

夜また別のヘルパーさんが電話をくれて、みんながとても心配していることがわかりました。

でも、ワタシにはどうしようもない。ただ、その時を待っているだけだから。

少しくらい熱が出ても、幸せそうに歌を歌っているんだから、どうしょうもない。

無駄に騒いで、大好きなお相撲が見れなくなるのは、もっとかわいそう。

千秋楽までは、何があっても家にいてもらうことにしてました。

 

お陰で、平成の大相撲史に残る稀勢の里の戦いを泣きながら一緒に見て、

力を貰って夕飯を完食。またしても泣きながらお経を読んで、今は静かに寝ています。

「相撲だか何だか、分かってないと思うよ。」
と、プー太郎は言いますが、ワタシは一緒に感動したんだと思いたい。
怪我に負けない。最後まで諦めないって、母と一緒に感動したんだと。
 
3月最終週。

会社では有能な後輩が辞めていきます。

ずっと好き勝手に仕事をさせてきた、そのツケがワタシに回ってくる。

彼女に甘えてきた海外支店のスタッフは、もう楽ができないから戦々恐々としています。

それを見越してシステムを変更し、禁じ手のメールの自動転送を始めてしまった。

利益の出ない部署なので、後任が来ない。

イメージ 2
「それじゃあ、誰にやってもらいましょうか?!」
と、殺し文句を用意して、ワタシは冷酷な合理化を推進しています。
会社生活も、母とのこんな生活も、長くはないだろうから、ワタシは手負いの1匹狼になって、我武者羅にその時のための準備をしています。
 
同時に、後輩に贈る花束をどうしようかと悩んでいます。
退職の日、ブーケを持たせてご両親を安心させてあげたいと思うのです。娘さんは、惜しまれながら高みを目指して辞めたのだと。多分、ワタシとご同輩だろうから、こんな転職、あり得ない!と思っているはず。

トップの痔長は、花なんかいらねぇムキーと言う。送別会もやらないと言い張る。

1年間育てたのにと拗ねているのです。

こっちが育てられたのではないかと、ワタシは思っています。

 

長い間、ガラパゴス産業で働いてきて気付かなかった。

男女平等とグローバル化が予想以上に進み、若い人たちの働き方が劇的に変わってきているということを教えてもらいました。

 

それにしても、いいなあ、若いって。

 
カメラ 赤い椿は咲き乱れて雨に枝がたわんでいます。鳥達が来て早く花をついばんでくれないかしら、老木の枝が折れる前に。
 
カエルa sequel to the story 2021.28-Mar.カエル
4年後、ワタシはますます大相撲を見て、力を貰っているような気がしています。
コロナ禍の春場所、関脇 照ノ富士が優勝しました。
怪我や病気に苦しんで、大関から7ランクも下の序二段に落ちて、6ランク返り咲いての
優勝。その負けじ魂には感動です。
 
会社なら、副社長が主任に降格になったような、ドラマでもあり得ない感じ。
 
母が生きていたら、
「よかったね。よかったね」と、
大泣きえーんしただろうな。 あ、ワタシは泣いていませんヨ