ドバドバ大満足の「温泉旅館中野」を含む百沢温泉郷には、宿が数軒ほどある。
その中でも最も有名であろう、その名も「(株)百沢温泉」へ。
岩木山神社から鯵ヶ沢街道を嶽温泉方面に少し行き、右側に入っていったところにある。
青森の湯は豊富な湯量に驚かされることが多いが、ここも看板から「湯量 豊富・効め一番」と来た
日帰り入浴は8時から22時まで。
旅館部、湯治部で宿泊もできるようだが、これは要確認。
堂々たるエントランスに、株式会社 百沢温泉の文字が頼もしい
(株)百沢温泉
立寄り入浴料は300円のところ、まっとうな温泉の手形で無料。
ロビーはやはり広くて人がいない(^^ゞ
右手はホールとなっているが、催し物や宴会用なのか…サイトが無いので詳細は不明。
テレビの画面には、有名な中華料理の女性シェフが。
建物に入れば浴場はすぐ奥にある。
男女別浴場は内湯のみで、露天はない。
それでは浴場へ。
ロビーに人は居なくても、浴場には何人か先客が。
独り占めタイムは残念ながら無かった。
写真もあまり撮れず。
基本的にこの1枚↑に集約。
とくとご覧あれ。
メイン浴槽で43~4度ほど。
奥の小浴槽はメインからのこぼれ湯なので、もう少し低い。
緑白色に濁っている湯は源泉名「浅妻1号泉」。
源泉温度45.3度、pH6.27の、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
成分総計は3.990g/kg。
もちろん完全かけ流し。
ドバドバ、ヒタヒタである
湧出量は動力揚湯だが、454リットル/分と十二分な量。
源泉力と量のためか、床がキャンバスになっている。
常にヒタヒタ、しかも相当な量が流れている。
もう少し引くとこんな感じ↑。
ついでに洗い場方面も1枚。
公衆浴場形式で、銭湯のようなカランに簡易シャワー。
もちろん捻れば源泉
シャンプー類は無い。
それでは源泉へ。
この有名な湯口。
三角形?の湯口から、怒涛の投入量。
淡い金気臭と鉄味、シュワシュワ感も少し伴う炭酸系の甘味や酸味がある。
淡い塩味と淡いダシ味もあり、何とも存在感のある風味だ。
驚くべきは湯口の下の析出物。
どんどん育っていってるのだろう
とにかく沈着&析出物は、しっかりと記憶に残る。
しっかりとしたスベスベ感があった。
泡付きを期待したが、このときはなぜかほとんど付かなかった。
メインの大小浴槽の他に、もう1つ小浴槽がある。
色味は幾分ダークな感じかつ、濁り方は少ない。
使用源泉は同じだが、ちょっと印象が違うのが面白い。
湯口は浴槽内に引き込まれていたが、温度はメイン浴槽と同じぐらい。
こちらで激泡が付くという話も聞いたことがあるが、やはりこのときはそうでもなかった。
もう1つ、打たせ湯もあった。
これはオマケかな。
いずれにせよ存在感のある源泉とその使用量、それに伴って育った存在感ある浴場。
やはり素晴らしかった。
(株)百沢温泉
青森県弘前市百沢字寺沢290-9
0172-83-2226
立寄り入浴料 300円
<源泉:浅妻1号泉>
ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉)
45.3度
pH6.27
成分総計 3.990g/kg
緑白色濁り(小浴槽で少し薄濁りでダーク)
淡金気臭あり
鉄味、甘味、酸味、淡塩味、淡ダシ味あり
弱シュワシュワ感あり
しっかりとしたスベスベ感あり
沈着、析出物多量
完全かけ流し
2016年10月入湯
※数値はH21の分析表より