年功序列は年長者のために働く制度。
レールの上に乗った人間にのみ優しく、
乗れない人間を踏み台にする。
日本型雇用の起源は明治の公務員制度。
軍隊や官庁などをモデルにして企業へ
導入された。
長期の雇用、教育、昇進、年功賃金は、
会社の拡大が前提の人材囲い込み制度。
年功序列は、個性の埋没が前提であり、
若者を歯車とするのが制度維持の条件。
だから結婚やマイホームで縛りつけて、
逃げ道をふさぎ、転職をさせない。
日本は終身雇用というシステムの中で、
会社に対する忠誠心を育成する。
バブル期のダブついた社員保護のため、
新卒の絞り込み、賃金カーブの平準化、
子会社化を推し進めた。
また、正規の既得権を維持するがため、
便利な存在である非正規、フリーター、
派遣、腰掛女性を作り出した。
しかし置換可能な人材が土台の場合は、
当然職場に定着せず、離職率が上がる
残るのはロートルだから組織が老化し、
活力を失い、新技術もなく、衰退する。
GDPを下げているのはおじさんたち。
過去、学歴の低い中高年労働者達にも
長期雇用と年功昇進を与えている。
年功序列を止め、実力で評価しないと、
どんどん日本は衰退していく。
